"ゾンビ少年"→中略→"レビュアー"という、人生。
2010年 02月 17日
幼少のコロ、何故か真昼間にテレビ東京で"それ系"の映画("TheFog")がやっておりまして、怖いながらも見ちゃう→もっと他に無いかしら→映画館に足を運ぶ、という流れで出会ったのがご存知、"バタリアン(原題:"Return of The Living Dead")"。
ゴア表現は控え目、その代わりコメディー要素十分で適度な悲愴感にお決まりのバッドエンド(汚染された街に核ミサイルを打ち込んで終了、ってこの映画がスタートなんじゃないかしら)と、今見ても傑作。
残念ながらよく分からない自主規制のせいで民放で放映されなくなって久しいんですけれども、知らない間に5作まで作られた傑作シリーズ、だったり。(※3作目はともかく4と5は見なくていいけどな。あ、4作目のヒロインが烏丸的にかなりツボでしたが)
で、1作目が傑作すぎて、2作目以降がパッとしないのは良くある話。本シリーズもご多分に漏れず、なんだけど最近2作目を"ニコニコ動画"で観覧(閲覧じゃないよ)して続編なりの良さを再認識。
でで、そのついでに2作目に出ていた役者さんが今何をしているのか、というかその後どんな役者人生を送っているのか、を調べてみたら案外面白かったのが、"主人公の少年をいじめる役をやりつつトライオキシンを浴びてゾンビ化した少年"役の役者さん。
お名前は"Thor Van Lingen"。検索してみると、本作以外に出演してはおらず、そもそも本作に出たのも新聞掲載の同作のオーディションに合格してから、というお話。(→"The FLESH FARM")
映画出演後、フツーに理工系の大学を出て航空会社2社を経験、現在はDVDのレビューをする・・・どうやら非営利の法人にいるそうな。(→"TheBoxSet.com")
いじめっこ→ゾンビ→理工系大学→航空会社→レビュアー。かつてそんな壮絶な人生を送った人がいただろうか。って、真に受けられたら困るんですけれども。
毎年毎年、世界各国でゾンビ映画やらゾンビホラーゲームが作られて、"ゾンビカテゴリ"は一大市場なんですが、そのカルチャーの黎明期を"片隅ながらも彩った"人の半生を知って不思議な、感慨。
ところで"バタリアン"シリーズって日本では結構メジャーな筈、なんですがどっかでゲーム化してくれませんかね。フルポリゴンで動く"オバンバ"とか見たい気がするんですが。
背骨をビッタンビッタンさせるシーンなんかポリゴン向き・・・いや多関節キャラか?