【レビュー】リンクスプロダクツ PS3用ジョイスティック

 その上昇志向故に常日頃から上だけを見て生きている。
 ・・・ように見せかけて、実は涙がこぼれないようにしているのがこの烏丸です。

 さてその悲しみを怒りに変えて、生き馬の目を抜く現代社会への憤りを仮想空間にブツける日々。の、仮想空間といえば左様、


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"スーパーストリートファイター4"

※これ絶対この後焼死すると思うんだが

 これ。
 図らずもPS3を購入した、ってんでPS3版を予約完了。よく耳にする"konozama"にならなければ木曜日の夜からプレイ開始・・・なのですが、折角環境が変わったので愛用している"RAP"ではなく新たなアケステを導入。



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"HORI WIRELESS FS-3"

 タイムリー。実にタイムリーなことにHORIからワイヤレスかつ BlueToothかつPS3なアケステがッ!
 しかもお値段も同社の"REAL ARCADE"シリーズと比較してお値段も控えめ。もちろんスイッチ云々だとかそーいうミクロなところに目を向けてしまうような向きですとイロイロと粗探しに夢中になるやもしれませんがそこは烏丸、HORI贔屓。もーHORI様の作るものであればナニも考えずに賞賛するクチ。なのでこの"ワイヤレスファイティングスティック3"を犬購入してしまうーゼ~ッ!!!
 ※すいません、青歯じゃなくって2.4GHz帯使用でした



 って、思ったんですが。
 出先で発見してしまったもんだからうっかり購入しちゃったのが、




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"PS3用ジョイスティック"

 リンクスプロダクツ社の"PS用ジョイスティック"なる製品。
 っていうかすんごい捻りの無い名前、に加えスティック部とボタン部がやったら離れているのが強烈な印象。んでもって、


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" 希望小売価格 \4,980"

 妙に安いお値段。
 アケステに関しては価格水準がある程度高めでも許容されつつある昨今、廉価品であってもだいたい6000円前後からが平均。というか、ユーザーの目(と手)が肥えてきたばっかりに、やれ"セイミツ"だの"サンワ"だのと、アーケード筐体で実際に使われている製品を使っていることが至上命題となっているワケでして、この"妙に安い"価格でもって、


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"リアル"! " アーケードの興奮"!

 とか言われても、おいそれと信用できないのが市場の空気。


 とは言え、アケステを求めるユーザーの全てが、たかだかコントローラごときにホイホイと万券を差し出せるのかと言われれば否、なワケで、となるとコストパフォーマンスがいいか悪いかという全ての価格帯に要求される要素を満たせているのかどうか・・・が肝。さぁこちらの製品、そのあたりどうなのかしら、と。



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 先に褒めてしまうのが、おそろしくシンプルなデザイン。
 スティック部とボタン部の開きが気になりますが、案外手を添えてみると自然。肩幅に合わせた、とかそーいう思いつきからなんでしょうけれども、言われてみると一般的なアケステって肩が内側に閉じる感じが窮屈。見た目のインパクトこそありますが、案外理にかなっているのカモ。

 とは言えもちろんデザインの領域は好みが一番出る部分、なのであくまでも烏丸の主観での感想になってしまうコトを平にご容赦いただきたいんですが、黒一色の筐体に一切のエンボスを省いたデザイン、ってのは実に好み。表面にネジの露出もなく、分解するのは左様、


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 ゴム足を全部ひっぺがして内部にアクセスさせられる融通の効かなさは、少々アレですが。(いやまだバラしてないんですが、ご要望があれば分解してみますけれども?)


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 最近の流行、なのかそれとも"アーケード"の"リアル"をコモディティ化した結果、なのか天板は平坦。
 ちょっと昔、といってもコンシューマゲーム機の"アーケードスティック(いや当時は普通に"ジョイスティック"だったかしら)"では手前に向かって傾いているのが一般的だったんですが、ここ数年のアケステはみんなこーですな。まぁ角度を付けたい場合は、設置する机に角度をつけるなり、烏丸の様に膝上に載せる際に一工夫するなりで各自対応してね、という。


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 各自対応してね、なんていいましても、烏丸愛用の"初代RAP"のブ厚さと比較すればかなりの薄型。
 よって、テーブルの上に置いてプレイしてもそれほど圧迫感というか高床式住居のよーな威圧感は無い感じ。とは言え、烏丸は膝上派(胡座派)でありますが。


 さてさて、形状やらデザインよりも気になるのが各スイッチの出来栄え。
 何しろ"リアル"・"アーケードの興奮"を標榜しちゃうコトで自らハードルを上げちゃってるワケですから、それなりの覚悟でもって、部品を実装しているんであろう、と。



 んだがしかし。



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 さっそく出鼻を挫いてくれるスティック。
 最初のタッチは「若干重いかしら?」程度だったんですが、いざグリグリしてみると明らかに違和感(サンワ製スティックと比較して)。 PS3用、というコトはそのままPCで接続おk、ってんでPCに接続して"スト4"をプレイ、してみるのですがコマンド入力に難。


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 コントロールパネルから確認してみると、確かに斜め方向への反応は正常、なんですが例えば昇竜拳コマンド(623+P)を入力してみると、斜め方向と同時にボタンを押したハズなんですがものの見事にしゃがパン。 意識的に斜め下への入力を確認してからパンチを押せば問題ない、んですがこれに慣れるのは少々難儀な予感。 そーなってくると斜めに入らないのはこの"重さ"のせいであって自分の能力に由来する障害では無いと思い込みたくなる心情。
 外観の安っぽさは無いものの、やはり小さな部品単位でオミットされているのかしらー。


 っていうか残念ついでに不思議なのは、


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 スティックの目隠しが2枚。烏丸の個体だけ?



 さてさて、次に気になるのはやはりボタン。パッケージでは"こだわりのボタン配置による絶妙な操作性"、とあるので期待したいトコロ、なのですが。


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 角度云々、という点では最近のアーケード筐体の配列というよりは、昔のHORI配列。右上に向かって少しずつ上がりながら、右はじの一列だけ少し下がる例の。個人的には好きな配列なので違和感は無し。なのですが。


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 ボタン、がものすごく重い・・・?
 固い、という表現よりも"重い"、と感じた第一印象。 他の製品よりも頑丈なバネを使用している、とかそーいう・・・? と、思いながらよくよく確認してみるとアレレ、ボタンの形状のワリにストロークがやたら浅い。に加え重さを感じる。
 重さを感じるということは最初のタッチに自ずと力が入る、押し込むと底付きが早いから硬い抵抗、というせいでどうやら重い様子。うーん、バネ交換・・・かボタンのストロークする部分をどーにか、とか考えると素直にボタン交換かなぁ、という悲しい感想。(と考えると内部へのアクセスの面倒臭さが、これまた頭をもたげてくるワケで)


 と、気が利かないボタンの代わりに気を利かせてくれているのが、こちら。


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 ボタンの重さへの配慮、じゃないでしょうが連射の設定機能は"連射"・"連射ホールド"を全てのボタンに個別設定できる、と潤沢。
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 確かに重いばっかりに烏丸が得意とするピアノ連打もワリと苦痛。慎重に連打することで取りこぼしも無い、んですがするか慎重に? 連射を? となると自ずと連射機能に頼るコトになる、となると対人戦では許される行為なのかどーなのか、という不安もこれまた頭をもたげてくるワケで。


 あ、思い出した褒めるべきポイント。


 アケステとして最低限必要な要素を実装、しているので当然アナログスティック(×2)がオミットされているワケですが、デジタルのスティックでアナログスティックの代替をする機能が・・・あるんですけれどもそれの操作方法が、


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"SELECT+START"長押し

 なかなか強烈。
 ゲームによってはソフトリセットがかかりそうなキーアサイン、ってこれ専用のスイッチを設けたほうが良かったんじゃないかしら。(実行前にはプレイ中のゲームの説明書の確認が必須ですな) っていうか、デジタルスティックでアナログ操作、っておそらく"0" か"1"かの入力になるんでしょうから、使いどころも早々ないものの・・・他のアケステには無さそうな、機能。(4/27追記:いや最近のアケステでは流行の機能らしい)


 デザイン  ★★★★☆ あ。デザインくらいしか評価ポイントがない
 操作性   ★★☆☆☆ あくまでも格ゲー用、ではないかもしれません
 参考URL メーカーHP
 備考    さてどこのOEM・・・なのかしらね(それとも本当にオリジナルかしら)


 って、思ったんですが。
 冒頭の"コストパフォーマンス"という言葉を仏の心で引きずり出して考えてみると、アケステ市場黄金期のこの時代に4980円という価格、現行の競合製品で最低ラインがHORIの"FightingStick V3"の5500円、それ以外は最低でも+2000円前後である事実、しかもリンクス社が販売するアケステ第一弾、と考えてしまうと尚更に。


 慈愛。これが慈愛なんでしょうか。


 2回目・・・は許すか、分からないですけれども。
by karasuma_usb | 2010-04-26 22:56 | コントローラ

変なコントローラを千切っては投げ千切っては投げ。


by karasuma_usb
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