【レビュー】ASCII AsciiPad V (SLPH 00005)

 どうも世の中、懐古主義者なんて言われる御仁が少なからずおられるようで。

 懐古「主義」なんて申しますとチト固いイメージなんで現代的というか2ch的に言い換えると「懐古厨」 アラヤダ急にランクが下がったワーって、いやはや烏丸の語彙の少なさに辟易としてしまうんですけれども。実際に"はてな"で検索してみますと・・・

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 「昔を懐かしむ、過去を美化する傾向や考え」
 類義語:保守主義、復古主義

 不思議とここ最近、保守的な考え方を持つ人間が政府にも世間にも多く見受けられるような感じがしますがさておき、言ってしまえば新しいモノを受け入れるのが苦手な方々、ってーコトなんでしょうかね。

 で、この懐古主義。まーおそらくはありとあらゆるジャンルにこの主義を持つ人がおられますな。ちょっと指折り数えても枚挙に暇が無いので例によって割愛しますが、何故か。何故か不思議とコントローラやらジョイスティックに関してはクラシカルなモノを至上とする人は少ないような気がします。クラシカルなコントローラっていいますと、例えばこんなの。

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 ATARI 2600に付属のジョイスティックですな。

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 恐らくは烏丸と同年代の読者ちゃんには懐かしい、といえばこれ。初代ファミコンの四角ボタンコントローラ。

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 実は発売から既に12年も経っているんですな、初代プレステパッド。画像が小さいのはご愛嬌。今のゲームッ子の原体験はここからカモ。

 さて思いつく限りメジャーどころを3つばかりそろえて見ましたが、どうでしょーかね、プレステ初代はともかく今日日のゲームをATARIのジョイスティックやファミコンの初代四角ボタンでプレイするってのはナカナカおつ、じゃない難しげ。前者は1ボタンな上にファミコンの登場で消え去ったジョイスティック型、後者は如何に優れた十字キーと言えども肝心のボタンがゴム製ときた。しかも両者ともに昨今のゲームをプレイするには圧倒的にボタンの数が足りないとゆー。

 で、残るはプレステのコントローラ、で有りますがこれはこれで分裂型の方向キーがうーん。当時優れていることが実証されていた十字キーは任天堂の登録商標(?)だったばっかりに、せっかくの据え置きゲーム機のデファクトスタンダードになれたプレステにさえもワリと絶えがたい問題点・・・

 って、そんな問題点をどーにかしたいと思うのは各社同じだったのか、プレステ発売からそれほど時間をおかずにイロイロな方向キーを実装したコントローラがサードパーティから発売されたんですが・・・今回はそんな初期のコントローラから。






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 アスキー製の連射付きジョイパッド、「AsciiPad V」であります。

 同社のコントローラと言いますと、拙ブログでも数々のレビューエントリを・・・って、検索してみると案外少なくてドキドキ。

 さてこのコントローラ。アスキーの入社試験受験未遂経験のある烏丸としましては、発売と同時に購入・・・するはずが、なんと入手したのはつい先日。まー大量生産品ですし、いつでも買えるカナーなんて思ってたら21世紀になっていた、と。

 ほいでは例によって画像を交えて。




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 まずは当り障りの無いところでボタン。
 当り障りの無い、なんて申しました以上、普通に純正と変わらぬ配置とストローク。敢えて違いをあげるとすれば、このコントローラ自体の薄さからくる親指の位置でしょうか。

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 この薄さ。って、驚く程の特徴でもないんですが、大柄な筐体のワリには実にフラット。

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 と、なると必然的にLRボタンもこんな感じに。人差し指一本でL1もR1も押せるサイズ。LRを押す指に中指を併用する向きには正直、心もとない配置かもしれませんけれども。

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 セレクトとスタートを除く全てのボタンに2段階の連射を完備。連射用のボタンを押しながら設定するタイプより、無段階じゃないにせよ

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 正直使う気がしないスロー機能。スタートボタン連打ですな。



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 さァさァこれが肝心の方向キー。
 アスキー製のジョイパッド型コントローラといいますと過去にも二転三転イロイロなタイプが転用・採用されているワケですが、この形状はこの「AsciiPad V」のみ、大げさに言うと一品モノ。

 じゃあ1機種に採用されたのみ、ってーことはヨロシク無いのかと言いますと・・・これが実に微妙に「良い」んですな。

 烏丸も経験上、親指が接触する部分が平らになっている方向キーはロクなのが無かったんですが、これは8方向すべてにおいてスムーズ。無論上下左右に限定しても問題無い感じ。あれあれなんでかしらー、と目を凝らすと、斜め方向にわずかな切り欠きが。
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 そしてもう1点。
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 上下左右に各所2コづつある極僅かなエンボス。最初触った感じでは有っても無くても良いかなーって思いましたが、一度その存在するとその効果は絶大。慣れてしまうと無意識のうちの前後左右ははもとより、前述の切り欠きとの相乗効果でアラヤダ自由自在。



 烏丸的にはなかなか優れた方向キーだとは思うのですが、申し上げましたとおり、同社発売のコントローラではこのパッド以外に採用されていないのが不可解。って、優れているなどという烏丸の感想自体がマイノリティである可能性は十二分にあるワケですけれども。


 デザイン  ★★★★☆ 方向キー以外じゃ実に普通
 操作性   ★★★★☆ って、まー好みもありますからねえ
 備考    後述
 参考URL メーカーHP(と、言っても周辺機器事業から撤退して久しいですが



 ちと気になる点が一つ。
 実は海外のコントローラに良く見られる、QualityPassの金色シールが貼られているんですな。
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 同社のコントローラの多くが中国製だとしても、他のコントローラにこんなシールが貼ってあるのを見た記憶がないんですが・・・ひょっとして海外にはこの方向キーを採用したコントローラが現存するのかしら。だとしたら激しく欲しいキモチ。


 
by karasuma_usb | 2006-08-06 23:39 | コントローラ

変なコントローラを千切っては投げ千切っては投げ。


by karasuma_usb
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