【レビュー】Saitek X1-30

先祖がえり
 今でこそ、家庭でアーケードのゲームが完全移植で出来る時代ですが、烏丸がコドモのころは、それはもう夢のまた夢の話でした。 なので当時はグラフィックなどの見栄えをすっぱり諦め、プレイ感覚に重点を置いた移植が全盛だったんです。
 プレイ感覚。ここで言うプレイ感覚ってのは烏丸の趣旨に則って言うところの(←関係代名詞?)、やっぱりコントローラの話になります。

 家庭でアーケードの感覚を再現するとなると、ゲーセンのあのジョイスティックです。 現在は簡単に家庭用・PCともにアーケード感覚に近いモノが入手できますが、烏丸が小・中学生のころなんてもう、アーケード感覚をうたうジョイスティックはそりゃあもう、ヒドイものでした。 烏丸の甘酸っぱい思い出から引っ張ると、セガSGシリーズのジョイスティック(SJ-300M)。土台の小ささに対してレバーばっかりでっかくてボタンもパッドと変わらない小ささ、しかもレバーの中身がマイクロスイッチ(カチカチ言うやつですね)じゃなくって炭素接点式(グニャグニャしてるやつですね)だし。 学生時代にゲーセンでバイトしていたので、ジョイスティックの部品単価を知ってるから言えるのですが、確かにコンシューマ機、しかもいくつ売れるのか分からない商品にアーケード用の部品を使用するには当時としては難しかったのでしょう。 (・・・って考えると初代アスキースティックは大英断だったんですね・・・今手元にありませんけど、いずれ紹介したいです)
 アーケードの高級パーツ(wを使用できない、となると前述したようなSJ-300Mのような、方向キーだけスティックに置き換えるだけのような大きな妥協が必要になります。スティックなんて言っても、もちろんアーケードのモノを使うわけにはいかない。なので従来の方向キーの手が触れる部分をスティックに置き換えたわけです。そんな半端なモノを「アーケード感覚」などと・・・感覚なんて所詮、個人差というコトなんでしょうか・・・。 しかも当時は今と違って、店頭のジョイスティックを触ることができませんでした。ショーケースの中で、さらにパッケージングされていたんです。 「アーケード感覚!」なんてチラシにかかれていれば、それは当時の烏丸は大興奮でしたよ。なけなしの小遣いを集めて大購入!。

 「ぜんぜんアーケードと違うじゃん(横浜弁)・・・orz」

 帰宅後のショックときたら、なけなしの小遣い(の残り)をはたいて弘明寺から羽田のセガ本社に京浜急行とモノレールを乗り継いで社屋に投石する位のものでした。いや実際はしませんでしたが。
 
 たとえば、
 「アーケード感覚!※」
 ※アーケード感覚の感じ方には個人差があります。

 とか書いておいてくれれば納得出来るんですが。(出来ませんか?)


 ・・・ここまで書いて本筋から遠ざかり始めたのに気づいたので話を戻しますが、現在のようにコンシューマ機でアーケード感覚(←空虚な感じがしてきました)なジョイスティックがメジャーになったのは、スト2とほぼ同時発売になったホリの「ファイティングスティック」以降なんです。それまでは冬の時代だった、と。
 で、その冬の時代が過ぎたら当然、春がやってきたハズなんですが・・・相変わらず「アーケード感覚」に程遠いジョイスティックが少なからず出回ったわけです。

 長いイントロのせいで烏丸自身、何を本題にしたいのか一瞬忘れかけましたが本題です。 ご覧いただきましょう、「Saitek X1-30」です。

c0004568_0224878.jpg


 ・・・どうですかこの先祖帰りしたようなフォルム。OVERTOPのページで発見した烏丸は一瞬硬直しましたよ。ええ。 しかもお値段840円と来た。 さっそく会社に行くフリをして土曜日に聖地・秋葉原へゴー。 そしたらなんとアナタ、280円になってるじゃないですか・・・食玩より安いヨ・・・当然、大購入です。
 一応スペックらしいことを書くフリをしますが、このX1-30、インターフェースはゲームポート。いわゆるMIDIポートです。構成は8方向レバー(4方向に切り替え可能?)と2ボタン。2ボタンですよ。
 帰宅した烏丸は早速自宅マシンにプスっと刺してスイッチオン! コントロールパネルから「8方向レバー+2ボタン」で認識完了! ・・・すいません、レバーが斜めに入りっぱなんですけど・・・orz   気を取り直して電源OFF→X1-30を抜き差し→電源ON。斜め入りっぱ現象は無事、解消しました。 しかしながら・・・このレバーっていうかスティック、右やら左に倒した時、自動的にニュートラルに戻らないんですが。もちろん、上下も・・・・。 いやあかなりショックですが、慣れですよ要は。慣れます。慣れて見せますとも。







 無理でした。
 
 えー、総評ですが。レバーというかスティックも想像どおりマイクロスイッチの「カチカチ」した感触ではなく、「グンニャリ」した感じです。レバーもボタンもなんだか「ギコギコ」言います。 縦に並んだボタンも人間工学を完全放棄の姿勢です。まさしく「冬の時代」の製品に他なりません。
 でもね、280円ですから。
 食玩より安いですから。

 デザイン ★★★★★
 操作性  ★☆☆☆☆(★の半分か3分の1くらい)
 備考   値段分は楽しんだ。
 参考URL http://www.saitek.com/

 そのうち食玩のオマケにUSBコントローラ、な時代が来ませんかねえ・・箱買いするのにな。
by karasuma_usb | 2004-12-09 00:23 | コントローラ

変なコントローラを千切っては投げ千切っては投げ。


by karasuma_usb
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