【レビュー】Intel Wireless Series "Mouse Accessory"
2009年 11月 23日
いあー、チト訳有って持ち歩きようのワイヤレスマウスを物色してるんですが、Logicool(Logitech)に代表される最近のマウスって電池の持ちが半年とか1年とか・・・3年とかスゴイんですな。
電池のモチのコツ、ってのが赤外線やらレーザーやらの出力をどうのこうの、というコマゴマとした工夫、ってのは分かるんですが、既存の技術をうまーく改善しつづけた結果、なんでしょうかねぇ。迷うなーどれを購入すべきなのか。まぁどれを購入しても、
これより圧倒的にマシ、なんでしょうけども。
さていきなり紹介する対象がネガティブであることをお伝えするのはレビュアーとしてはどーなのか、って自問しちゃうんですけれども、なにしろどーにもこーにも厳しいのでその点を予め。
ともあれ、その対象を画像で、順に。
先日のエントリで少々触れました、"Intel Wireless Series"から、マウス。
発表時期が2000年、ともすれば5ボタンマウスに代表される"多ボタン多機能"な製品が世の中に出ていたころ・・・の、ハズなんですが、あろうことかこの"Intel"印のこれは3ボタン。 しかも、
ボール式。
たしかにメーカー吊しのPCに付属しているマウスなんかはボール式かつ有線がスタンダード、だったんですが、わざわざ社外品を購入させておいてボール、ってのは実に残念。
とは言え、敢えて"ボール式"を選択したには恐らくワケが。 と、想像するんですが・・・多分。多分、これ。
先日ご紹介した同シリーズの"Gamepad"も同じでしたが、マウスの方もやはり電池式。それも・・・単四×・・・3。
で、もってこちらも"Gamepad"と同じ問題を抱えてるっつー。
左様、アクセスポイントと接続しているPCが電源OFF時であってもマウス側にステータス確認の送受信を行い続けるばっかりに電池がみるみる減っていく、病。
試しにマウス側に購入直後の"Eneloop"を3本捧げてみて、いっさい操作せずに放置してみたら半日足らずでカラッカラ。 もちろん、使用環境(他の無線機器の有無、設置場所等々)にもよるんでしょうが、正直常時使用するにしてもコストパフォーマンスが悪すぎ。もう笑っちゃうくらい(w
とは言え、デザインやらボールマウスとしての出来は悪くないんですな。
スラりと細長いタマゴ型の形状、クリックのタッチ、静かにコチコチ回るホイール。
で、同考えても今時の若者には敬遠されそうなボール。 なのですが解像度も最近のマウスの様に高くはないものの、ポインタの動きは実にスムーズかつ安定。ボールの重さ、本体の重さが功を奏した様子。(マウス自体を上げ下げしてもポインタがバタつかないんですな。いあーお見せできないのが無念)
しかしながら定期的なメンテが必要なボール式。お付き合いするにはマウスパッドを専用の物にするとか、以前ご紹介したボールマウス用のシールを使うとかするのが良さそう。(→"ボールマウス専用、こんな商品。")
・・・良い要素をいくら挙げても最近のマウスと比較すると「ふーん?」レベルなのは確か。だって最近のマウスはメンテナンスフリーだし机の材質で苦労することも無い、ですもんねぃ。
で、あればこそ余計に残念に感じるのが前述の"電池の持ち"。
恐らく、恐らくですが光学式黎明期の当時ではボール式を選択するのは苦肉の策・・・って、設計した人も歯がゆかったんじゃないか、と少しは擁護的な想像。
デザイン ★★★☆☆ ちなみに電池が減るとウンともスンとも
操作性 ★★★★★ ボールマウスとしてはかなりの出来
備考 後述
参考URL
今時ボール式、しかも"BlueTooth"でも"2.4GHz帯"でも無い日本国内認可が取れてない"900mHz帯"、ってんで敢えてリスクを侵してまでどうなの? とまたもや自問。
なのですが、ボール式の末期のカタチ、ってのとやはり"Intel"色に周辺機器をそろえられる満足感。(色使いがさわやか過ぎてイラつきますが)
※・・・とか言って、接続しているPCが"SIS"のチップセットだと気づいてモヤモヤ、し始めてるんですが