【レビュー】BLAZE CityBoy for SS / PS
2004年 12月 23日
毎日、混雑した電車に揺られて通勤する、烏丸です。
最近、駅の階段に「時差通勤」を進めるポスターが貼られてますね。烏丸も時差通勤で混雑が緩和されれば、通勤途中に欝になって引き返すこともなくなるかもしれません。(ここは笑うところですよ)
数年前、山手線に乗っていると、新宿のホームが大騒ぎ。見ると40代、50代くらいカナ、男性が二人の男女に捕獲されているんです。「ああ、痴漢かしら」と思うのですがその男性、衆人環視の仲でもう、大泣き。全身全霊で許しを乞うそのサマ、彼の家族のコトを想うと韓国ドラマより泣けること請け合いでした。山手線は比較的少ないそうですが、埼京線を筆頭に、毎日痴漢がタイーホされているそうです。やっぱり都心の電車が混雑してるから、そーいう心理が働くんでしょうか。 理性的に行動することを心がけてほしいです。
混雑している電車に限らず、日本人ってのは兎角、人との接触を気にするようです。これは潔癖症という話ではなく、人間が自分のテリトリーを意識するという本能的なモノだとか。確かにギューギュー詰めの電車は仕方ないとして、座席が座れない程度に人が乗っている電車では、つり革をつかんで立っている人同士がすすんで密着しようとしている光景はあまり見かけません。 何かで読んだんですが、自分を中心に半径1メートルくらいが本能的なテリトリーだそうです。(これは日本人に限ったことではなく、米国人なんかはもっと敏感だとか。その代わり「体臭」だとかには鈍感だそうです。)
なるほど時差出勤にすると、そのテリトリーってのも守りやすくなるってことでしょーか。 いやいや鉄道会社はそんなこと考えてないでしょうけどもね。単純に事故防止を念頭に広宣してるんでしょう。 しかしながら都心に通勤するものとして、また「本能的なテリトリーを大事にするという気持ち」を大事にしていきたいところです。
といったところで今回のコントローラはこれ。
テリトリー、大事にしすぎ。
もーなんかどうでしょうこのボタンとボタンとの距離。お互いまんざら知らない仲でもないんだからモー少し密着して、って違う。単純に使いづらいんですけど離れすぎててあなたたち。
いやー、確かにこれだけ離れていれば、押し間違えが軽減できるかもしれませんが。 まさにシティボーイを地で行く構えですね。
実はこのボタンとボタンの離れ具合、ボタン自身の小ささが災いしています。手元にホリのファイティングスティックがあるのですが、こちらはアーケードのコントロールパネルのボタンそのままのサイズですが、その押すとヘコむ部分の大きさが、このコントローラのボタンサイズです。つまり二回りから三回りくらい小さい。 おそらくボタンとボタンの中心点の距離はホリのファイティングスティックと大差ありません・・・(もちろんホリ製のほうは指の角度にあわせてアールを描いていますが)
いかにも格闘ゲーム配置になっていますが、この離れ具合だと飛び込まれた時に咄嗟にダブルラリアットが出せませんよ。 しかも各ボタンが硬いのなんのって。巷でよく見かけるアーケードタイプのコントローラのボタンの押下圧の1.5倍くらいあります。 距離と圧力のコラボレーションの結果、同時押しが大変。こんなんじゃダブルラリアットが(ry
スティックの部分はそれなりなんですけどね・・・なんでこのボタンをチョイスしたんでしょうか。やはりコストの関係なのかしら? っていうかこのボタンサイズならあと1センチづつ間を詰めてほしかったトコロ。
ちなみにこのコントローラ。プレステとサターンの両方で使用可能です。(ケーブル自体を交換するタイプ) その点は評価したいところなんですがねえ。 底面が吸盤になっている投げやり感といい、筐体の異常なまでの軽さといい・・・まあその軽さのおかげで海外通販で送料が安くつきましたけど。
デザイン ★★★☆☆
操作性 ★★☆☆☆
備考 「シティボーイ」って名前をつけるこのセンス。大事にしてもらいたいですなあ。
参考URL テリトリーとは。
よくみると名前の後ろに対応機種であるサターン(SS)とプレステ(PS)が追記されてますが・・・サターンの先に来ている辺り。マニアのプライドをくすぐります。 最近はこの手の汎用的に使えるコントローラって見かけませんが・・・なんででしょうね?