【レビュー】TalentElectronics VG-???
2010年 02月 25日
さて"まったり"という言葉を半ば言い訳にしながらも継続進行、ってんで久々の【レビュー】更新、に至った本日なのですがどうしようかしら"ライトなテーマ"って何なのかしら? って思っていたのですが、ずいぶんと前に"次回予告"風に画像をチョイ見せしてた・・・
これ、つってもなんだか分からないので補足。
ご覧の通りの8方向キー+2ボタン+連射2ボタン構成のクラシカルなコントローラ。前述しました"ずいぶんと前"の【レビュー】で紹介しました、国内では"ELECOM JC-500"、OEM元が"Talent Electronics"の製品・・・なんですが型番が不明。ちなみにインターフェースは、
やっぱり"ATARIコネクタ"。
ポートがATARIで2ボタン、ってーと国内だとセガ"全機種"世代、もしくはMSXの全盛期あたり? 入手したのは実は比較的最近、21世紀に入ってからなんですが、入手したものの・・・
生産地くらいしか情報が無いっつー。
つっても、いつだったかのエントリから考えるに、おそらくELECOMが国内用にも販売していたんじゃなかろうかと想像。で、型番のステッカーが剥がれた、もしくはそもそも付いていなかった(でもパッケージには書いてあった?)んではないかしらん。いや分からないですけれども。
と、出自がボンヤリしたままで恐縮ですが、ともあれコレがいい感じに厳しいので、順に。(つっても"ライトな"ネタなのでトピックも少ないですが)
先に、ボタン。
楕円形な形状が親指に馴染む、と取り立てて誉める要素が無いコントローラにありがちな出だし。 実際のトコロ、確かに馴染むけど感触が・・・かなり緩目。中のゴムがそろそろ鬼籍に入られる寸前なのか戻りが弱くて心配な烏丸の所持個体。
面白いもので、連射ボタンの方は元気。前のオーナーがセルフ連打至上主義だったのかしら、とこのコントローラのヒストリーを想像してみたり。
無骨すぎる位、四角いグリップ。
ここ10年くらい、メジャーなコントローラのほとんどがグリップを 実装しているコトを考えると、恐らくこのコントローラ発売当時(80年代中盤?)では前衛的な試みだったんでしょうかね、若干ボタンの位置を考えると今ヒトツ。でも無いよりマシ、というかおそらくこのコントローラの股ぐらにあたる部分を埋め立ててしまうと、大分操作性が落ちそう。なんのかんの言ってもホールド性向上の大役を担ってるんですなグリップってーのは。
表面にスリットを施してある方向キー。
中心部に向かってすり鉢状に曲線を描いているのは定番。ただ、外周が真円ではなく、斜め方向の切り欠きが特徴。純粋な"横井スタイル"もハウジングというかケース側を十字型にすることでガタつきを防止してますが、少々金型に凝っているのが面白い。
で、実際のタッチですが、面白いもので見た目の奇抜さと比較して悪くない印象。
斜め方向に入ったスリットの間に親指の先端がフィット。少なくとも"斜め暴発"が出ない不思議。狙った・・・ワケじゃなく、結果としてうまくいったんだろうなぁ、とは思うんですけれども。
今時のシックなデザインからはほど遠いバタ臭いデザイン、そもそも今時使おうと思っても古すぎる"ATARI準拠"の2ボタン、と活躍するタイミングこそ失われつつあるモノの、星の数ほどあるサードパーティ製品のヒトツとして何となく・・・何となく持っていたかった、そんなコントローラなんであります。
デザイン ★★☆☆☆ 前回の"JC-500"と同点(面倒だから)
操作性 ★★☆☆☆ 同上
参考URL "Talent Electronics"で引っかかる会社もあるんですが・・・設立年を考えると違う予感。。。
備考 後述
ところでこの製品が"ELECOM JC-500"同様に"Talent Electronics"製だろう、と想像したのは緑と黄色とグレー、という妙な配色が拠り所・・・なんですがここまで書いてきて妙に不安。ホントにそーなのかしら、という。ともあれ、この配色の製品を見つけ次第、引き続き入手していきたいキモチ。
※ 誰も止めないコトをいいことに ※