【レビュー】SONY SMC-777専用コントローラ
2005年 04月 09日
残りの人生消化試合。烏丸@小田急線です。
いやいや、先月から申し上げておりますとおり、にわかには信じられないほど本業が忙しくなってしまいまして、まさしく社畜の勢いでミッション・インコンプリート。部隊の規律は厳しく、右向け、右。
そういえば随分暖かくなりましたね。陽光の中にキラキラと、ってこれはこないだ書いたな。 さて久々のコントローラネタ。いいわね? いくわよ!
さて、気付けばここ10年、パソコン業界といえばウィンドウズ95が
この、いわば「国産マイコン戦国時代」に、今日コンシューマーゲームマシンで世界的なトップシェアを誇る、かのソニーも参戦していたのをご存知でしょうか。
ソニーのパソコンなんてーと、「VAIO」
最近では若干シェアを落としたようですが、お得意のAVよりのそのツクリは、それまでパソコンに触れたことのないひとにまで裾野を拡げることに成功し、いわゆる「吊るし」のウィンドウズマシンの中で台頭しました。 最近パソコンを始めた人は一台目のパソコンに「VAIO」を選んだ人も多いことでしょう。 まさしく若者向けのマーケティングでは他社の追随を許しません。さすがソニー。
そんなソニーですが、前述した「国産マイコン戦国時代」には日本電気をはじめ、各社に大敗を喫しました。 ここで烏丸と同年代の方でしたらピンと来るかもしれません。 そうです、MSX!
・・・ではなくてですね、そのMSX以前に出してたパソコンがあるんですよ。
SMC-777。
「HITBIT」という愛称を持ったこのマイコンは、国産マイコンで初めて3.5インチディスクドライブを搭載し、4096色中、16色の表示が可能。CP/MベースのオリジナルOSを搭載し、「ソフトウェアプレイヤー」といううたい文句で、1983年に発売されました。
「ソフトウェアプレイヤー」! なんか激しくおしゃれ。シーケンスソフトまで標準添付されちゃって、エンターテイメントな雰囲気全開なので、当時のナウなヤングにバカウケだったかと思いきや、あんまり売れなかったのです。 原因はソフト不足。 正式ライセンスを持って投入したのが洋ゲーばっかりだったので、市場を握ることが出来なかったんですな。 おしゃれなハードに洋ゲー。しかも価格が148000円と来たら、烏丸みたいな人間には格好の餌なんですけどねえ。惜しい。実に惜しい。
売れなかったとは言え、ゲームあるところにコントローラあり。そこでSMC-777用のコントローラをご紹介。

『世界で一番美しい物を作った』


確かに。
低俗なボケは置いといて、どーでしょうかこの凄まじいデザインと来たら。
以前、拙ブログで書きましたが、ファミコン以前のコントローラって大体こんな感じで縦方向の長方形に左右ボタンがスタンダードだったんですな。 まあ、そういう時代の製品だから仕方がないのですけれども、このコントローラは一味違う。 なんとスティック部分が動かないんです。ちょっと意味が分からないかと思いますので説明しますと、そそりたつスティックの先端にくっついた四角い部分、ここが八方向に傾くんです。
『さすがソニー! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!』
と、他社が言ったかどーだか知りませんが、確かに他のメーカーが模倣することはありませんでした。 いやー、なんか久しぶりに「何にも向かない」コントローラですよこれ。
ボタンについても、この形状特有の左右ボタン+前面ボタン。左右ボタンは、妙なところについているものの右利き/左利き用にスイッチで切り替える配慮が。左右の同時使用を不可にしているところを見ると、設計の段階で使いにくいことが分かっていたんではないかと勘ぐってしまいますな。 あえて評価するとすれば、前面の大き目のボタンのクリック感はなかなか。押してる感じが気持ちいいです。妙なところでソニークォリティを発揮しちゃってるといいましょうか。
最後にこのコントローラ。MSXなどで使用されている伝統のATARI仕様。なのでDPPを自作できる器用さを持ち合わせている御仁は、ウィンドウズマシンで使用する名誉が与えられちゃうんですな。SMC-777のエミュレータも存在しているようですし、当時のソニースタイルを堪能するチャンスかも知れませんぞ?
烏丸はパス。
デザイン ★★★★★
操作性 ★☆☆☆☆
備考 なんと烏丸、未使用品をゲト。神はいた。
参考URL ソニーカプセル
次世代プレステがこのコントローラだったら面白いなあ。
※冒頭で烏丸@小田急線と書きましたが、現在自宅におります。会社キライ。自宅スキ。

