【レビュー】ASCII Biohazard & メーカー不明 Biohazard
2004年 12月 27日
烏丸は流行りモノが苦手です。流行に対して熱中することに抵抗すら感じる、言い換えればヘソ曲がりなのです。例えば最近だと”韓流”だったり。ちょっと古いところでは”ユニクロ”だったり。なんかこう、流行りモノに熱中している人を割と冷ややかな目で見ちゃうんですよね・・・。
さてそんな烏丸の暗黒面は置いといて、流行りモノと言えば、その流行の対象となるものの有形無形を問わずに便乗商品が出てくるもんです。烏丸は流行の実体は倦厭しますが、便乗という名の傍流(※)は不思議と目を向けてしまう性質で・・・。
さて今回のお題は先日、映画の続編が公開されました「バイオハザード」印のコントローラ×2です。 まずは一つ目。

ご覧になったことがある、またはお持ちの方も多いかもしれないアスキー製の擬似ガン型コントローラです。バイオハザード専用として販売しただけあって、プレステ版バイオハザードの操作形態に準拠したボタン配置になってます。(実は烏丸、一作目しかやってません。)
バイオハザードの操作は、「移動→デジタル方向キー」、「攻撃動作→R1で構え、×ボタンで攻撃」ですが、アスキーのこのコントローラはR1ボタンを右手親指担当箇所に、×ボタンを右手人差し指担当箇所に配置することで、「撃鉄(R1)を引いてからトリガー(×)を引く」という、実際の拳銃に準拠した動作を可能にしているワケです。(ナイフ使用時に妙な違和感を感じますが)
加えて方向キー。一見、プレステ純正と同じ作りに見えますが、さにあらず。純正ですと方向キーが1つのプラスティックで成型されていますが、このコントローラは「上下」「左右」で別パーツです。その為、押したときの感覚が純正に比べてハッキリしています。その代わり純正とほぼ同サイズであるため、細かい動きは得意である一方、ダイナミックな動きだと左手親指が疲れる感じ。そういう意味でドット単位の細かい動きを要求されるシューティングゲームなんか向きかも。(もっともその場合は右手親指のボタン配置をアサインしなおす必要がありますけど)
ゲームにあわせてボタンの位置を変更するのは、そのコントローラの汎用性を失う恐れはあるものの、烏丸的にはナカナカ面白い試みだと思います。また、純正のコントローラの方向キーの形を踏襲しながら、サードパーティなりに改良したという点も老舗らしい良い働きだったんではなかろうかと。やるなアスキー。やるなヤマログ。(←全然関係ないですな)
さて二つ目。

どうでしょうかこの魔闘気の如く立ち昇る志の低さ。
ベースは恐らくELECOMあたりの粗悪品だと思われますが、当り障りなく使いづらい方向キー、当り障りなく並んだボタン。アナログスティックが生えててしかるべき位置にメクラ蓋。小物入れにでもしましょうか。加えて空きスペースに「バイオ」の主人公が勤務するというチームのマークのシール。シールですよ? プリントとかでもないんですよ? 全然バイオ向きでもなんでもないです。むしろどんなゲームでも平等に使いづらい。
ちょっと調査が追いつかなかったんですが、コネクタがUSBであることからPC版の「バイオ」に同梱されていたんだと思われます。確かに前述したアスキー製は「バイオ」のソフトとは別売りですが、いくらなんでもテキトーすぎではなかろうか、と。シールってアナタ。 烏丸は駄目なコントローラ、好きですけど。こーいう「駄目」は許せないなあ。買ったけど。
アスキー製
デザイン ★★★★☆
操作性 ★★★☆☆
備考 非シンメトリなデザインが烏丸好み。
参考URL Now Searching...
志が低い方
デザイン ★☆☆☆☆
操作性 ★☆☆☆☆
備考 購入時の価格はアスキー製と同じ・・orz
参考URL Now Searching...
※傍流といえば、バイオハザードの主役(?)「ゾンビ」は、キリスト教の傍流と言える「ブードゥー教」出身のモンスターですね。(ブードゥー教のご本尊は聖母マリアです。その教えはどこでどーまちがったのか曲解されて現地の方に広まったようです。 今はどうだか知らないですが、仏領だったのでクリスマスも祝ってるんですかね。 は!「仏」領なのにキリスト教とはこれいかに? ←思いつきだけで文章を書いてはいけないという良い例でしょうか。)