【レビュー】Beeshu Striker
2011年 03月 06日
新型iPadが登場、だそうでますますスレート型端末大全盛。各社からそれはもう遠目には区別がつかない風体のスマートフォン? タブレットPC? PDA? みたいなのが続々と登場、しちゃってるんですがまぁ実際のところゲームをする為のガジェットじゃないしねぇとか思いながらもかつてのアーケードゲームとかがどんどこiOS/Androidに移植されている様子に個人的警鐘。果たしてハードウェアスイッチの無いタッチパネルで、本当にゲームの楽しさを得られるのか、みたいな。
幸いにして先日発売された"ニンテンドー3DS"、それに"NGP"・"Xperia Play"と、ゲームをするには物理スイッチでしょーというゲーム屋の良心みたいなものを魅せつけられたりして安心したりはするんですが・・・なんかね、やっぱり実際にボタンを押したりレバーを倒したり、という『実在的な感触』も含めて"ゲームの面白さ"だと思うんですな、烏丸みたいなオールドタイプは。(そういう意味で"Kinect"は好きくないけど"Playstation Move"は、好き)
とは言えネガティブな話題ばっかりではなく、各プラットフォームに幼少の折に大変お世話になったレトロゲームタイトルが登場しまくっている現実は素直に喜びたく。
ということで本日も誰得な話題。例によって今更なメガドラ用コントローラを、お届け。
ああもう絶対に国内メーカーせいじゃないよね、と思わせる奇抜な色合い、なこのコントローラの対応プラットフォームは前述しました通りにメガドライブ。
メガドラといっても後期の"6B"世代ではなく、きたるべきご家庭でもアーケードゲームの興奮を・・・なJAMMA準拠で8方向レバー+4ボタン(1コはスタートボタンね)。
闇雲にボタンが多くて操作が煩雑でー、ってのは今の若者のゲーム離れの原因としてあんまり語られないんですが、この位の数のボタン数を要求されるゲームに名作が多い・・・とか思うのは烏丸の歳のせい? こーいうのが老害? でも今のコにこそ"3ボタンで事足りる"、というか"3ボタンがちょうど良い"、そんな時代のゲームに触っていただきたいキモチ。
とか言って単純に自分がその頃の育ち、ってだけなんですけれども。
ともあれ、この"Striker"の各部位をば。
奇抜なイエローが目に痛い、っていうかなんかビタミンC入ってそうですなこれ。幸いにして全押し不可な構造にほっと胸を撫で下ろしたりしながらアレレこれどっかで触った感触~?
ともあれタッチは固め。メガドラ付属の3ボタンのタッチにかなり近い、ので後述する連射(とステレオジャック)狙いで入れ替えるのは有りカモ。
エンボスが入ってる分、金型のコストがかかって・・・いるんでしょうがこのカラーリング。流石"Made in Taiwan"。ボタンのタッチもトップの凹み具合も実に好感触、なんですがこのカラーリング。この警告色みたいなのが"中華民国"の勘所なのかしら?
各ボタンに付いてる連射。
連射速度・・・に関してはせっかくメガドラなんだから"XDR"あたりで試せばよかったんですが、試用に使ったゲームがあいにく"サンダーフォース4"だったので連射を体感せず。しかし"ON/OFF"の2段階のみって潔い時代でしたねぃ。
変な角度についてる"START"ボタン。
このカラーだけ普通の赤。いや他も全部この赤だったらそれはそれで奇抜なんでしょうけども。
さてムンズと掴んでまず驚くのが、背面のえぐれ具合。
人差し指はここ、中指と薬指はここにおいてね、というかここ以外に置くのはゆるさねぇ、くらいの存在感(特に中指側)。 実際、この場所に指を置くことである程度のグリップが確保・・・できるハズなんでしょうが、表面の処理が思ったより滑らかなもんだから安定感が今ひとつ。
なのと、ボタンの凹み具合が思ったよりも親指の移動の妨げになる感じなので・・・膝の上なりに置いて"A"・"B"・"C"ボタンにそれぞれ人差し指から薬指を配置する方が使い心地が良い感じ。
ああ思えばサタパも膝において"レイディアントシルバーガン"をプレイしましたっけーって、3ボタンそれぞれを頻繁に使うゲーム("レイディアント~"はそれ以上ですが)なんかだと案外定番?
さぁ最後になりますがカラーリング以外に唯一の特徴として面白いのが、
ステレオ出力付き。
ケーブルの先からRCAケーブルが分岐しているのでそれをメガドラ本体のイヤホン出力にプスっと挿せば、このコントローラからステレオ出力がッ!
・・・って大した機能じゃないんですが、まぁ本体から伸びるケーブルが2→1ラインに減りますよ、とかそのくらい? あとメガドラはやったら素敵サウンドのゲームが多いので、普段使いの高級ヘッドホンとかお持ちの方には良いカモ。
さてさてどーにもどっかで触った感触だなコレ、いやでも純正とは違うしーとか思ってたんですが、
(→"AQUAPAD")
ああコレだ。方向キー周辺のデザインといい部品といい、どうも同じところの製品っぽい様子。残念ながら手元にはないのですが、x68kの「餓狼伝説」に付属していたコントローラもデザインがクリソツ。なんか一時期流行った? んでしょうかねこれ。
デザイン ★★★☆☆ カラーリングの奇抜さは好き
操作性 ★★★☆☆ 純正とリプレイスするのは大丈夫
備考 後述
参考URL Now Searching...
なんだかこの形状、というかOEM先が多そうなこのコントローラ。あと何種類出てくるのか分かりませんが、烏丸のコレクター人生を通じて引き続き収集していきたいニャーみたいな。
しかしメーカーロゴなんでしょうかこの、
ハドソンのそれとは違い、デフォルメ具合がなんだか気持ち悪い。。。 が、だからこそ何か惹かれるっつーか。