【レビュー】DOC'S Replace-A-Pad Plus
2011年 11月 13日
※光るものがあるかどーかというモノサシはあくまでも烏丸所有のモノサシであって光り方には個人差があります
さてこないだの週末、普段あんまり行かない地域のハードオフに車でブーっと行ってきたんですな、2件。ハードオフ、のジャンクコーナーって青いパレットの中に雑多に物が放り込まれている&お客さんの手により結構乱暴にかき回されている&商品の入れ替えがあんまりない、ってこともあって最近はほとんど見ることがなかったんですが、その時はなーんか。なんでしょうね、不思議なめぐり合わせなのか第六感なのか・・・そんな出会いを感じたコントローラが、こちら。
なんの変哲も無い・・・と見せかけて
なんというセックスアピール。
烏丸も様々のコントローラを見てきましたが、ここまで露骨な表現でプレイヤーを惑わしてくる逸品は初めて。こんなコントローラがジャンクコーナーのパレットの中で数多のお客さんに乱暴にかき回されていたとか想像すると少々、興奮。
というコトでこの特異な形状も含めて、順に。
恥ずかしい丘と書いて恥丘、って誰が最初に言い始めたんでしょうか。
ともあれ丘の頂点から同心円状には配置されてない微妙なレイアウトが不思議なボタン群。見た目ほど変なタッチではなく、純正のコントローラよりも柔らかめなタッチ・・・なのは経年劣化でへたっているから?
"Y"ボタンと"B"ボタン、"X"ボタンと"A"ボタンの距離が若干離れているコトにデザイン的な惜しさはあるものの、実際に触ってみるととても良い距離。ボタンのカラーが純正準拠じゃないのもやっぱり不思議。
"SELECT"と"START"は世にも珍しい縦型配置。
しかしこの"SloMo"って省略の仕方は初めて見た。大概"Slow"、なんですけどね。何かコダワリがあってのものなのか、"Turbo"と対になるのでシンメトリっぽくしたかったのかしら? あと"Turbo"も各ボタンごとに設定できないとかってどーなのホントに。
嘘偽りなく"ボタン"であることを主張している形状な"L"と"R"。
"LR"、って任天堂製品では"スーファミ"から登場、その後も面々と長ボタン形状が踏襲されていたんですが"Wii"のクラコンに実装されている"ZL"と"ZR"くらいでしょうかね、丸い形状ってのは。
で、こちらの製品のこの"LR"ですが、これまた経年劣化なのか妙な硬さでグニグニ。一度分解して再度組み直したけどこれは変わらず。最初っから気持ち悪いタッチだったのかもしれませんが。
一般的な十字形状な方向キー。
このタイプのコントローラにしては比較的珍しい上下左右全押し可能なのが残念、なんですがメンブレンの反発が強いのでそれほど気にならず。
しかしながら。
動かすたびにギシギシ
すごい形状。
隆起している分だけどこかで底上げしているんだろう、と思ったんですが方向キー自体に高さをもたせる仕組み。しかもメンブレンゴムの反発で上に持ち上げられた方向キーを、方向キー自体から生えている謎の棘でもってハウジングを支えているという・・・なんだろうこれ、図面引いた人が相当アレだった予感がするなー。
で、このコントローラ。入手した段階で(繰り返しになりますが)数多のお客さんに乱暴にかき回されていたからなのか、大分汚れと傷が多めだったんですな。で、清掃の意味も込めて無水エタノールと雑巾で磨いてみたらば
ボタン周囲のグレー塗装がゴシゴシ剥げ落ちる大誤算。
それほど強く擦ったつもりもないんですが、塗装の上から何らかのコーティングがされていなかったのかそれともそれが剥げ落ちたから、なのか・・・いあーメラミンスポンジで擦ったならいざ知らず、タダの雑巾と無水エタノールの組み合わせですからねぇ。。。
で、本来はこんなデザインですよという参考資料として。
これがすっかりキレイに落ちてしまって現状、なんですけれどもうーん、マスキングして元通りに塗装してみようかなぁ、とか思案中。(しかしその程度で落ちる塗装っていったい?)
んで総括。
デザイン ★★★★★ いやらしい目で見つめた結果
操作性 ★★☆☆☆ このギシアンが、どーにも
備考 後述
参考URL -
さてこの"DOC'S"なるメーカーだかブランドだか。
以前ご紹介した"ドリームキャスト"のワイヤレスコントローラの他、他のコンソールでもワイヤレス(しかも赤外線)製品ばっかり出している会社・・・だと記憶していたんですが、こちらの製品は有線接続。なんかこう、他にも面白い製品を隠していそうな、そんないい予感がする会社ー。
なんだけど国内流通はほとんど無いんよねー。
円高、の間にどーにかーかしらー。