"画面は開発中のものです"に、惑わされて。
2011年 11月 23日

とか、書いちゃうのな。ビジネス文書に。
さてこの子供心にさんざん裏切られた言葉、「※画面は開発中のものです」
今となっては大人の事情、そういうのが分かるようになってしまったワケですが、それはそーとしていくらなんでもそれはないんではないかクラスのモノがあるんですな。

"獣神ローガス"
パソコンのゲームといえばAVGかRPGか、みたいなそんな時代に、個人的にものスゴイ期待値を帯びつつ待ち焦がれていた作品。なんですがこれがもー発売が延びに延びて~みたいなタイトル。こちらのスキャン画像はMSXマガジンの1987年1月号付録のソフトカタログから。
全部方向スクロールを予感させる、加えてセールストークによると、
残念ながら、MSX版は出せなかったけ(れども)数々の話題をさらった「リグラス」以来、1年の沈黙を破って遂に登場。2000画面(の)広大なエリアを毎秒18コマの猛スピード(で)8方向にスクロールするオールアニメ・(ロ)ールプレイング・アクション「獣神ローガ(ス。」) ゲーム新世紀へ向けてこの春、登場です(!)
奇しくも当時、MSXユーザーとしてメトロイドに憧憬を抱きながら畜生MSX2ならあれくらい余裕なのにどいつもこいつもわかっちゃいねぇ とか思いながら西日の当たる部屋の隅で爪を噛みながら体育座りしていた烏丸。そりゃあもう実に! 実にものっそい期待していた・・・んですが、出ないの。出なかったの待てど暮らせど。
っていうか、上記の通り1987年の1月号に掲載されているということは入稿は11~12月くらいが精一杯なワケで、その時点で翌年の3月に出す予定・・・と虚勢を張るにしても、

翌年になってPC98でのみ発売された同タイトルは"開発中のもの"とは1ミリも似てない作品に。(Wikipediaによると企画変更だそーですが)
なんかねー、MSXユーザーとしては「画面は開発中のものです」は基本信用しないコトを旨として当時、生きてましたがなーんかこう、この"獣神ローガス"に関してはその中でも強烈なインパクトを残しているんですよねぃ。
ところで検索して衝撃を受けたんですが、この"獣神ローガス"を開発した方って、"VZeditor"にも関わっていらしたようでいやその節はお世話になりました、みたいな。
許さないけど。