【レビュー】NECホームエレクトロニクス コードレスマルチタップセット
2011年 12月 12日
烏丸です。
激動の2011年、でしたが今年の後半は個人的に"PCエンジン熱"と例によって世の中の流れに逆行してるっつーか平常運転。昨日も『ガンヘッド』や『スーパースターソルジャー』などの当時よく遊んだタイトルを中心に中古ファミコン店を巡回→購入したり。(しかし当時も思ってたんですが、エクステンドが頻繁すぎて死んでも死んでも終わらないのなガンヘッド。1プレイ40分越えるんじゃないかしらこれ・・・)
んで。
PCEに面白いゲームがたくさんある、ってのはよく存じ上げておりますんで引き続きタイトルを漁るのはいいとして、問題なのは周辺機器。中古屋で見つかるのは"マルチタップ"、だとか"アベニューパッド3"、"同6"なんかの純正品止まり。いいところ"ファイティングスティックPC"、とかで以前ご紹介したよーな他機種向けアケステ、あーいう高度? な製品はほとんど無く・・・。
で、本日は仕方なしに、純正品の中から。
調べれば調べるほど周辺機器不毛地帯に咲く一輪の花。
ってほど華やかではないんですが、ともあれワイヤレス好きならば買わねばならない国内唯一の選択肢、なんであります。
カラーリングは"DUO"系。
写真だとボタンが若干青色っぽく見えるかもですが、実際は紫色でシックな感じ。なんかまんなかのジグザグが電波チックですが、実際は赤外線方式。
部品はワイヤレスじゃないコントローラの部品をそのまま流用しているので、PCEに慣れ親しんだ向きには問題なく、って純正だからそりゃそうか。 ところでPCEの方向キーって"ペチペチ"というか"ペチャペチャ"というか妙なタッチ。硬さも絶妙、上下左右も斜めもいけるクチ、ってのはナカナカなんですがこの音がどーにも。(個体差?)
いつもの。
ずーっと勘違いしていたんですが、このコンビネーションから実行するリセットは「RUNを押しながらSELECT押下」なのね。
こちらも、いつもの。
最初の印象が笑っちゃうくらい丸ボタン化したファミコンにそっくりだったりしたんですが敢えて比較検証しない手の抜き様。
3段階の連射が付いててとても便利、なんですが前述の"ガンヘッド"なんかを筆頭に、オート連射が当たり前なんですよね当時のシューティングとかって。っていうかヘタにコントローラ側の連射を"ON"にすると連射の間隔が狂ってヒヤリとしたり。
と、ワイヤレスであること以外は取り立てて見所がない、いやだからこそ"ワイヤレス"である為に必要だったもの、ってのが目に付くワケでして。
意識的に"ON/OFF"が要求される電源スイッチ。
場所がどーも手前、しかもコントローラを使う上であんまり見つめることがない場所なので切り忘れ→電池切れにドキドキ。
単4電池×4、が収まる背面部。
電池の本数は当時の"ワイヤレス(orコードレス)"では普通、なのでいいとして、元々コード有りのコントローラのデザインを踏襲しちゃったもんだからゴツい。PCEのコントローラって、ざらついた表面に柔らかい曲線が実に心地良い・・・のがウリのはず・・・。
コドモが使う分にはこの電池ボックスに指が当たることは無さそう、なんですけれどもPCEのユーザーって特にCD-ROM2発売以降、ユーザー層が大きなお友達化していったことを考えますと、やっぱり指が当たって不満、って思ってた方は多かったんじゃないかしらーだからあんまり売れなかった=売ってるのを見かけない、ってことなんじゃないかしらー
とか思ったんですが。
この"コードレスマルチタップセット"のお値段が9,980円、これが受光部とコントローラ×1のお値段。単体の"コードレスコントローラ"が"3,980円"だったそうでうーん、この前年に"アベニューパッド3"が発売されていたことを考えると実際ちょっと高い。っていうか大分、高い。価格、ってのもあるでしょうかねぇ大きなお友達にも敬遠された理由ってのは。
そうそう、受光部の話が出たのでこちらも。
受光部の大きさが結構なサイズってのがまた。
一応マルチタップとしての機能も持ちあわせてはいる、んですが"DUO"のコンパクトかつ洗練されたデザインと比べるとどーもこのサイズは? 他の本体に接続することを考えると"DUO"に例えばぴったりハマるデザインにも出来なかったんでしょうけれども、ねぃ。
デザイン ★★★☆☆ 電池ボックスのデザインはどーにかならなかったの?
操作性 ★★★★☆ コード付きの2ボタンからの移行はすんなり
備考 後述
参考URL 他の方のレビュー
2ボタンなのがなーんか、って思ったんですが、単体のコントローラとして"アベニューパッド3"だとか"同6"のコードレス版でも出てくれれば良かったんだよなぁ、とか。いやそれでも本体価格がアレなので・・・って、今更例によって。
ああそうそう、