【レビュー】SANWA SUPPLY CLASSIC USB GAMEPAD
2005年 07月 10日
さて烏丸。実は烏丸はこの「エピソードシリーズ」を未だに見てないんですな。
オイオイ、そんなんでSF大好きッ娘を標榜するなよ、などとお怒りごもっとも。なんですかね、やはり人間年を取ると保守的になっちゃうのか、初代(ストーリーで言うところのエピソード4ですな)からの三部作、が大好きすぎちゃって、どーも見に行くのをためらってしまったというか。いやはや南友((C)永井豪)
別に「ウルトラマンはセブンまで」だとか、「ガンダムはゼータまでだよね」とかシタリ顔で語るよーなオタクってーワケでもありませんし、意固地になる必要もないので、近々ぶっ通しで見たいもんですなー。
話変わってコントローラの話題。なんか段々コントローラネタを披露する間隔が長くなっているよーな気がしていてヤキモキヤキモキギシギシアンアン早くしてェ〜、とお嘆きの熟女の方々。お待たせしちゃって恐縮です。
(なんか毎度の事ながら相当アタマの悪い文章ですなあ・・・)
えー、今回は烏丸にしては珍しく新製品。「SANWA SUPPLY CLASSIC USB GAMEPAD」であります。
AKIBA PC HOTLINEなんかでご覧になった方もおられるのではないでしょうか。今、巷で話題の製品です。
もーなんかどー見てもファミコンのコントローラを模して作られた製品であります。いや、ファミコンっていうといささか語弊があるかもしれません。ファミコンの「パチモノ」によく付属していたコントローラにクリソツ。
「パチモノ」ファミコンの話は詳しく紹介しているサイトがたくさんあるでしょーから、ここでは割愛させていただきますが、つまるところファミコンのコントローラ現物より金型を起こされて作ったってのが、このコントローラの原点というわけです。
さてさて、そーなってくると気になるのは使用感。
ボクらR25世代、いやさファミコン世代には馴染みのある形状。握った瞬間に頭をよぎるのは当時の麗しい想い出。
協力しているはずが気づくと険悪になるマリオブラザーズ。
ヘコんで戻ってこないボタンに苦労しながらやりこんだギャラクシアン。
ゲームセンターと寸分違わぬ出来映えに驚愕したエレベーターアクション。
ラスボス直前でセーブデータが消えたファイナルファンタジー。
アダプターを蹴り飛ばしてロストしたレベル300越えの忍者×6。
全てが鈍色に染まりきった今の烏丸を鮮やかな52色に染めあげる素敵な記憶・・・
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中空を見つめながら半開きの口をハタと閉じて、ボタンをなぞると違和感。
ボタンの高さが妙に高い。
なんて言うんですかね、ボタンそれぞれがスゴい自己主張のある形状をしているんです。こればっかりは烏丸の拙い写真からはご判断いただけないでしょうけれども、なんかこう、ボタンの角が鋭利といいますか親指に馴染まない。B→Aや、A→Bと親指を滑らせると、双方のボタンの角に指が引っかかる感じ。なーんか、ファミコンと違う。
うっかり軽視しがちなんですが、SELECT、STARTのボタン。こちらもファミコンと同じ大きさ・材質なんですが、なんかイビツ。つまるところ成形精度が低い。
裏っかえすとやはり「MADE IN CHINA」 コストの事を考えるとサターンパッドみたく金型から起こし直すなんて事は出来なかったんでしょうけど、それにしてもあんまり。なんかこう、コスト重視しちゃった結果なんでしょうけど、麗しい想い出も雲散霧消。
うーん、結局のところ任天堂のライセンスを取ることもなくイキオイで「限定」版として発売したってーことなんでしょうけど、前述のサタパほどではないにしろ、ファミコン世代を満足させる製品を志して欲しかったですなー。うーん、うーん。
ともあれ、値段(烏丸の購入価格は1200円)を考えると、あんまり贅沢言っても詮無き事。そこらへんは割り切ってしまえ、って話に落ち着きますな。エミュレータ大好きッ子にはオススメなのカモしれません。
デザイン ★★★☆☆(今時この形状でUSBってことだけですかねー)
操作性 ★★☆☆☆(あくまでも当時を再現、というスタンスではないんですな)
備考 メーカーHPに載ってない・・・やっぱ灰色製品?
実はこの「テ」の製品、まだ日本のパソコン業界がマイクロソフト色に染め上げられる前、つまり国内パソコン群雄割拠時代から存在しておりました。(確かアーベルが販売) そーいう意味では別の意味でおセンチな気持ちになっちゃった大きなお友達もいるカナ??