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【レビュー】Logtech WingMan RUMBLEPAD

いやはや、すっかりペリフェラル各社のゲームパッドラインナップが減りきっている昨今。なんともなんつーかプレステからこっち、ゲームのデザインが、4ボタンと”つがいの”LRで操作するシステムに完全に染まっちゃった感じがしてどーも、ねぇ。そういえばこう、某巨大掲示板のゲームパッド系スレッドでも、サタパっぽいパッドが欲しければ第三科学研究所の基板を入れろ、みたいな通り一遍な結論に落ち着いちゃってて、過去の製品に目を向けたり探しまわったり、みたいな話題が壊滅していてて寂しい、そんな今日このごろなワケです。

さて久々な今回は、6ボタン系のネタから、こちら。

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"LogiTech WingMan RUMBLEPAD"

国内では大人の事情でロジクールを名乗る、米LogiTech社のUSBゲームパッド、"WingMan RAMBLEPAD"であります。

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本家Amazonの掲載情報によると発売年は2000年、ぎりぎり前世紀なのでおそらくWindows2000~Me世代。PC向けのゲームパッド界隈が<b>いい感じに</b>混沌としていた時代の製品、なんであります。

このゲームパッドも漏れず、実にいい感じに過渡期感がありましてねぇ、では順に。

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早速の方向キーから。
中央を大きくえぐることで指が収まるように考慮・・・って、なんとなくデザイン在りきというか、この形状ってLogitechの製品
以外でついぞ見かけないんですけどねぇ。
さて肝心のタッチですが・・・

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あ、落ち着くー
この落ち着き具合、実に心地よいんですが無念、これが弊害に。この方向キー、上下左右方向が、斜め方向に比べてチョット隆起気味。そのため、落ち着いちゃった親指を斜めに動かすのはいいんですが、肝心の上下左右に難儀。 なので、バランスよく動かしたいのであれば、中央の盆地という安息の地で落ち着いていない方がよいみたい。

さてそんな方向キーの、

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右下は、”S”とロゴされた小さなボタンが。役割的には”START”? 珍しい位置ではあるんですが、隆起具合がおとなしく、とっさに押すのには便利。

その右上、には

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方向キーの役割を、ハットスイッチと入れ替える”MODE”スイッチ、それに製品名にもなった”RUMBLE”スイッチ、こちらは振動のON/OFFを切り替えるやつですな、それが並んでいると。

視線を下げますと今度は下に、

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アナログスティックが。
2000年以前のアナログスティックなので、先端の形状が(これまた)凹んでるのと樹脂カバー無し。加えて、DualShock2登場以降には定番化する、スティック自体の押下機能も無し。形状に関しては世代的なもんだろうなぁ、と思うんですが、それにしたって

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傾き角度がデカい。キャリブレーション前提なのかもしれませんが素材の滑りやすさも相まって、これは馴染まなそう。

主題になりそうな6ボタンの前に・・・

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スゴイ表面積な、LR。は、ご覧のとおり各1コずつ搭載。
レーシーなエンボスと裏腹にアナログではなくデジタル。タッチがなーんか、何か似てるなーとか思ったんですが、IBMのPS/2マウスのクリック感にクリソツ。(って、これ分かる世代は読んでるんだろうか)
さてこのレーシーなエンボスは格好いいんですが、垂直方向への長さが足りないからなのか、指の収まりはあんまり。方向キーの収まり具合が頑張りすぎていただけに、惜しい感じ。

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Rの上に配置されているスライダー。
一見、連射速度の調整用スライダー? と見せかけて、なんと

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”Z軸”という。なんだろうこれ、フライトシムとかのラダーとかに使うんでしょうか。今日日、なぁ。

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さてようやく、の6ボタン。
これまたついぞ見たこと無いデザイン。ボタン同士の間隔が妙に広い感じがするのは、ボタン自体のサイズが小さいから。

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都合よく生えていたUSBコネクタと記念撮影。その小ささが伺え・・・ますでしょうか。ともあれ、このボタンがまた、硬い硬い。


テストに使ったゲームは『Reflex』
せっかくの6ボタン、なのに2ボタンしか使わないゲームで恐縮、Reflex自体はオート連射のゲームなので押しっぱなしだからよいんですが、ちょっと手連射するには厳しい、そんな硬さ。硬さを克服すれば、人差し指から薬指までを並べて3ボタンを押す、には大変良いボタンサイズ、なんですけどねぇ。

ところで、最近はSteamで日本製の同人シューティングをかんたんに購入できるので大変便利。いあー、お恥ずかしながらシューティングってーとパッケージだったりアーケードの方しか目を向けてこなかったこともありまして、ここ最近のシューティングというカテゴリの下火具合を嘆いてましたがそうかー、同人なのかシューティングは最近~みたいなねー。

話を戻してこの”WingMan RUMBLEPAD”、総括するとパンチとキックに弱中強の6ボタンを要求される向き、加えてエルゴっぽさを廃した”硬いシルエット”が好みなら・・・と言いたいところなんですがボタンの硬さばっかりは如何ともしがたい無念なコントローラ。硬いなら硬いなりにハードウェア側で連射機能が提供されていればあるいは? とは思うものの、そうなると今度は方向キーの「至らなさ」が改めて気になる・・・という、実に各所残念な感じー。

デザイン :★★★★☆ デザインは、いいんですけどねぇ
操作性  :★★☆☆☆ ボタンが、ねぇ

ああ、なんだろう久々にゲームパッドをくりくりしながら文章を書く。なんか懐かしさを感じるくらいにー、ってここで紹介してないだけで、収集自体はのんびりと継続していたもんですから、それはもう結構な数、控えてるんですけどねー。


by karasuma_usb | 2015-04-26 20:24 | コントローラ

変なコントローラを千切っては投げ千切っては投げ。


by karasuma_usb
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