新婚の時に購入して、かれこれ14年のお付き合いだったマイフェイバリットブラウン管、ソニーのWEGAちゃんがお亡くなりに。お亡くなりに、ってどんな症状かと申しますと、ビデオ入力からS端子、肝心要のAVマルチ入力に至るまで、画面が真っ青~みたいな。つまりブラウン管の制御基板が死亡之助、っつー。
で、ブラウン管愛用者、もしくは(奇特なことに)これからブラウン管を確保せん、みたいな読者ちゃんに向けて、処分時のコストについてプチ共有しておこうかナ、と。
まず、烏丸が住んでいる東京都町田市のホームページを見ると、ブラウン管に関しては「家電リサイクル法にもとづいて、購入店に相談すること」が前提。購入店・・・は、たしか町田ヨドバシだった気がするんですが、領収書などの”購入したことを証明する物”についてしっかり保管しているか、に関しては無論、OUT。早速ヴァー。
じゃあ、ってんで市町村に持ち込むことを考えると、総重量100キロ近いWEGA一式を運び出すのは相当な難。何しろ部屋から出す→玄関→5Fから1Fまで階段(!)→車に載せる、って多分、途中で死ぬ。残機、無いのに。
で、そういえば6~7年くらい前に三菱のCRTディスプレイを処分した時に、ヤフオクから処理業者をあたったっけー、と検索。
検索結果は結構な数。(”テレビ”という検索キーを除外すると更に増える感じ)
「家電引き取りますよー」と出品している処理業者の”出品内容”を眺めてみると、おおよそ
【ヤフオクで見つかり処理業者サマリー】
1)落札価格は商談開始用に即決
→ 1,000円から10,000円と即決価格は様々
2)ブラウン管に関しては、管のサイズで別料金
→ 落札価格+ブラウン管の処分費用
→ オークション評価欄を見ると、ここで”揉めて”る例がチラホラ
3)処理業者が現地に赴いて見積もり
→ 処分費用の支払いは現金精算(小銭用意しておこう)
4)部屋からの運び出し~トラックへの荷揚げには、落札者の手伝いが必要(!)
→腰に注意
5)処理業者ごとに、守備範囲がある
→ 自分が住んでる地域を守備範囲にしている業者の選別が必須
6)古物商許可番号は、自己紹介欄に掲載している事業者がほとんど
→ 気にする人もいらっしゃるでしょーし
こんな、感じ。
ブラウン管という重量物を処分すること、また住まいによっては運び出しの労苦を(処理業者と)共にする必要があると・・・いう心配で息が詰まりそーになるわけです。
が、結論から言いますと、うまいこと良い処理業者さんに当たることが出来まして、
1)1,000円
→ 取られず
2)ブラウン管のサイズが29インチなので2,500円
→ テレビ台まで引き取ってもらったけど、同額
3)現地精算
→ 明朗会計
4)部屋からの運び出し
→ 自室の真ん中までは自前で運び出し(それでも腰が・・・!)
5)事業者の地場は大宮
→ 他の回収案件とすりあわせて、落札から2日後に回収
6)古物商許可番号はしっかり
→ 全部終わってから気づいたんですけどね
29インチのWEGAの正確な重量は調べなかったんですが、これを持ち上げての移動は腰の死期を早めるには十分な重さ。なので、ひとまず部屋の中央にまで移動しておいたところ、業者さんが持ち込んだ座布団に載せてスライド移動。なるほど、クッションを敷いて移動なら大分楽、と目鱗。
自前での移動も含めて、家の外への運び出し~トラック載せ~お支払完了まで20分位? そして繰り返しになりますが、処理業者が設定したブラウン管のサイズ別価格に準拠して、2,500円。たったの、2,500円。これはもー、処分成功例として広くシェアしたい感じ。 っていうか、何より驚いたのは、以前、三菱CRTを回収してくれた業者と同じ方だったという・・・! (玄関に来るなり、『以前もご利用いただきましたよね?』って!)
後日、自宅近所のリサイクル事業者にその話をすると、曰く『かなり当たりの業者に出会えた』そう。というのも、引き取られたブラウン管は、海外に輸出されて、現地で鉄やら銅やらに分解して再利用する流れ。しかし、採れる鉄や銅の量と比較して、巨大なブラウン管は輸送コストに見合わず、20インチを超えるブラウン管は処分費用が高くなる上に輸出の対象外とか。(100円/1インチくらい)
あと、自治体次第ですが、ブラウン管を自前で割って、筐体をバラす&自前で分別して処分する手段もあるそう。とは言え、ブラウン管は割ると爆縮するわけで、そのリスクを考えると~?
それらの情報をまとめると、やっぱり良い処理業者にうまく出会えたのかなぁと。
しかしまぁ、テレビ台ごと無くなるとポッカリとした空間が出来上がるわけで、何かを詰め込みたい心情が沸々と・・・昭和の家具調テレビ・・・いや? いやいや?