緑電子!
という社名だけで興奮する世代・・・を対象にしてるんでしたっけ、このブログ。本日ご紹介するのは、こちら。
”緑電子 コードレスパッド SWP-200” 『DOS/V』という単語が全盛だったころの製品、緑電子のコードレスパッド、なんであります。
もーなんか”コードレス”という単語からも立ち上る死語感。緑電子かーなんか気が付いたら聞かなくなってたなーって思ったら会社ごと売却→元のオーナーに返却、残ったのは不動産事業だけでその後? で、今緑電子のドメインにアクセスすると見事に消失している感じ。あー平成を生き抜くことが出来なかったんだなー、という。
さてそんな昭和の香りがする(けれども平成な)製品。
構成はコントローラ本体とレシーバー、接続の為のケーブル一式・・・なんですが先にケーブルとレシーバーに触れておきますと、
ケーブルはレシーバー側にキーボード用のモジュラーケーブル、マウス接続用のシリアル、そしてそれらをひっくるめて”DOS/V”機との接続に使うシリアルケーブルという構成。なんですが、
このレシーバーがまた巨大w 100vの電源が必要な上にインレットまで付いてる仰々しさ。環境作るのに覚悟が必要、みたいな。
100v食うだけあって電源ボタンも完備。使いたい時には電源入れてね、って当時はプラグアンドプレイじゃなかったことを考えると、DOS/V機(あえてPCと呼ばない)の電源を入れる前に電源入れておく儀式感も有り、という。
レシーバーの中央には、レシーバーのサイズの割には妙に小さい赤外線受光部。つまり”赤外線式”のコードレス。さて肝心のコントローラ側をば。
コントローラ側もこれまた巨大。フットプリントの大きさもさることながら、
この厚さ。うんまぁ、
乾電池を入れる都合上、なんですけれども。 んじゃ、各部位を。
まず目を引くのが親指に担当させられるボタン。何しろこの数w
”Enter”、Spaceじゃなくって”Spacer”、”Ctrl”に”Shift”とキーボードでゲームを遊びたい向きを意識したボタン構成、”Esc”は各所でキャンセルに使われる、なるほど”Alt”と”Enter”でフルスクリーンの切り替えができますもんね今日日、しかし”Pg Up”・”Pg Dn”って? ReadMeの閲覧に~とか?
上部に並ぶのは数字キー。”FUNCTION”との同時押しで文字通り。しかしユーザーフレンドリーさに欠ける並び・・・なんですけれども、これが”キーボード”ならそうかもなぁ、とも。
”FUNCTION”キーを押さないと数字キー扱い。数字キーを多様するとなるとエミュレータとかなんですかねぇ、ターゲット。
中央に配置されてるトラックボール。
ロータリーエンコーダはアナログ式でボールは軽め。まぁ手持ち型のトラックボールでボール重量が重いってのは想像したくない感じですが。また配置も中央といえば中央、若干左に寄ってる感じから、左の親指で操作することを前提にしている様子。右手にマウス持って適宜持ち替え、のが案外?
方向キー。
これが実に! これが実に完成度が高いというかサタパに負けずとも劣らずなタッチ(何よりも全押し出来ないように軸が入っている!) また方向キーの造形も他のコントローラでは見たことがない感じーで実に好き。周囲のデザインがメガドラっぽいところも含めて、テラドライブとの併用とか案外しっくりくるかもしれません。
しかしこの方向キーの矢印っぷり、どっかでみたことあるなーって思ったら、
ジョジョの奇妙な冒険第三部に出てきた『F-MEGA』のコントローラを連想させられるっつー。
そうそう、国内の販売元こそ緑電子なんですが、
”MADE IN KOREA”&”OKSORI CO.,LTD”
開発は韓国の”OKSORI”社。
韓国、といえば”
SEJIN”を筆頭にインプットデバイスの老舗が揃っているわけですが”OKSORI”って社名は初耳。で、ちょっと検索してみたんですが、
FCCのサイトに所在も含めて記載はあるものの、肝心のコーポレートサイトは見つからず。緑電子同様に~ですかねぃ南無南無。
デザイン:★★★★☆ 親指担当のボタンの多さが大好き
操作性 :★★★★☆ 方向キーの完成度とF-MEGAっぽさ
大好き、なんですけれども今日日PCにシリアルコネクタがあるかっつーと普段使いのPCには案の定HDMIとUSBくらいしか生えてないわけで、前述しましたように環境構築が実に面倒で実機接続は実はまだ、みたいな。ドライバも不要だしーで、まぁ近いうちに繋いでみようかしらーみたいなねー。
味わい深い手描きイラストだ。