【レビュー】Saitek gaming keyboard
2005年 11月 06日
なんだか更新に間が開いてしまっておりましたが、実はやんごとなき理由にて自宅のマシンが激しく不調でして。しかも先日購入したセカンドマシンの環境構築やら烏丸自身の体調不良やらザナドゥネクストやらで、なかなかブログの方に意識が向かなかった、と。
そういうわけです。
さてさて、実は以前より考えてはいたのですが、拙ブログでも新たにマウスとキーボードのカテゴリを増設することに。もともとこの烏丸、入力デバイスならば、見境無く大好きだったのでまあ、必然といえば必然なのではありますが、ここ最近「ゲーム用」を謳うマウスやらキーボードが増えているってことがキッカケと言えばキッカケ。実際、ロジテック製マウスのフラグシップがゲーム用にチューニングされちゃったり、秋葉原各所でFPS向けの材質を使用したマウスパッドなんかが取り扱われていたりしてますしね。
それじゃあ今日のテーマはこれ。
台湾Saitek社のゲーム用キーボードであります。
目に付くのはとにかくキーボードの隙間が青く光っていること。ちょっと未来チックなギミック。でもキートップが光るわけではないので、キーの視認性が良くなるっつーことは無いワケで・・・ううむ微妙。まぁタッチタイピングできる向きにはキートップの視認性なんてーのは無意味ですし。所詮デザインキーボードってことで。
スイッチは・・・
うんうん、普通のメンブレンスイッチ。っていうか光ってますなー。
なので打鍵感は期待できませんが、適度な底突きのおかげでそれほど悪くないです。アジャスタブルなパームレストも有り難い。とは言え、所謂「高級キーボード」と比較するのはちょっと気の毒。
デザイン重視らしく、キートップのフォントもそれっぽく。
こーいうフォントで個性を出すってのは流行って欲しい気持ち。日本語キーボードなのにフォントが簡体中国語チックな安物キーボードを昔見かけましたけども。あれは萎えたなぁ。
そうそう、書き忘れましたけれどもこの光るギミック、テンキー上部のスイッチで輝度を(輝度2種類+消灯)に変更可能。まぁそんなに眩しいものでもないので、そんなに有り難くもないのですけれども。
さてさて、「青く光る」だけがこのキーボードの取り得かと申しますとさにあらず。Microsoftのストラテジックコマンダーに代表される左手デバイスの簡易版、みたいなテンキーパッドがついてくる、と。
メインキーとの接続はなんとモジュラージャック。何故USBじゃないのかしら?
付属のユーティリティでキーマクロの設定が可能、なんてところも各社の左手デバイスと同様。
とは言え、テンキー然とした配列のせいで若干キーアサインに融通が利かないんですな。個人的には左手の人差し指から小指までが担当するボタンが横一列に並んでいると嬉しいのですが・・・。まー所詮オマケってことなのかしら。もう一工夫欲しい。
このメインキーとゲーム用のテンキーを横に並べると結構場所を取ります。マウスの置き場所を考えると、メインキーのテンキーは削っても良かったのかなーなんて思うんですけどねぇ。
ゲーム用のキーボード、をお探しなら一選択肢として悪くないかも。ただ、テキスト打ちやらその他のことにも使うのであれば、潰しの利く高級キーボードの方がいいカモ。あとはあれですな、自作PCをネオン管やらLEDで光らせまくり~な方に。
デザイン ★★★☆☆ 青色LEDはともかく、形状はそれっぽいですな。
操作性 ★★★☆☆ 思ったより悪くないですよ?
備考 光ることが取り得。
参考URL http://www.saitek.com/
秋葉原での実売価格が8000円前後だったわけですけれども、正直そこまでの価値は無いのかなーと。ゲーマー云々ってところよりも、光るギミックで購入するほうがいいのかも。