【レビュー】GREENHOUSE FINGER MOUSE
2005年 11月 27日
いやいや、秋を味わう事無く突然に冬が訪れたという感じですかね。なんか10月は暑かったような気がしたのに、突然に吐く息が白くてビックリ。っていうか家人がガスストーブを出しているので二度ビックリ。 さすがにストーブはやり過ぎかなーって思うのですけれども・・・ガス代もかさみますしねえ・・・せめて12月までは耐えたい気持ち。
話変わりまして、普段烏丸は自室にこもってPCに向き合ってることって実はあんまりありません。あっても休日の夜にちょっとという感じ。普段はリビングで自慢のパワブクでヌラヌラとネットを巡回したり、きもしない友人からのメールを待ちわびたりしているワケです。
そんな烏丸のリビングコンピューティングですが、ゲームでもやらない限りマウス不使用。パワブクを置いている場所が壁際なもんですから、外付けの入力デバイスを設置するスペースが無いんですな。 そうでなくとも、リビングのテーブルでマウスやらトラックボールを使うってのは、なんとなく気が引けるもんです。(自分だけのテーブルなら問題ないんでしょうけども) まーパワブクはトラックパッドがついているので、マウスは不要と言えば不要なんですが・・・
買ってみましたGREENHOUSEの「FINGER MOUSE」。
非常に独特の形状をしているマウスですな。細長い筐体に細長いボタン。(指のような形に見えるってのが名称の由来なんでしょうか) 一見1ボタンマウスですが、この長いボタンの前方部分が左クリック、後方部分が右クリックになっている、と。さらにスクロールホイールも当然のように完備。
このサイズで光学式3ボタンマウス、ということになりますな。ここ最近のマウスについている機能は網羅しているわけですし、このサイズならばモバイルにも活用可能、と。
しかしながらどーにも惜しい。いや毎度、惜しい。
必要な物はそろっているんですが、その要素ひとつひとつがなんとも使いづらい。その理由はこのマウスの最大の特徴である形状に有り。と言うのも、一般的な形状のマウスの場合、親指と薬指(or小指)で左右からホールドした場合、人差し指→左クリック、その他の指(中指or薬指)で右クリックとホイールを操作することになりますが、このFINGER MOUSEですとメーカーサイトにもある通り、人差し指1本での操作が前提なんですな。
親指と中指でホールドする訳ですが、そうなると人差し指一本で左クリックと右クリックとホイールを全て操作しなくてはならないんですな。これは難儀。5本指のうちの2本がベンチ入りとなるわけで。しかし采配に気を使ってあげたくとも、用意されているポジションは3本分。うーん。
さてその狭き門であるボタンについてですが。
確かにこの幅にうまく収まる形状。実に良く考えられた仕組み・・・なんですけどねえ。このボタン、シーソーのような構造になっているため、同時押しが出来ません。アプリに寄っては同時押しを要求されたりするので、そーいう特殊な動作には向かないってことになります。まぁこのあたりはアプリ側の設定を変えて対処することが出来ますけども。
っていうか何よりも気になるのは、そのボタンのクリック感。マウス自体が薄型であるためなのか、中のタクトスイッチのストロークが小さいようで、なんとも寂しいペチペチ音。押していると貧しい気持ちになること請け合い。
いっちょまえに装備しているホイールですが、この位置がまた嫌な感じ。ただでさえ右クリックを押す際に指を大きく前後させなくちゃいけないんですから、もー少し前方に配置してもらいたいところ。人差し指1本で操作可能、なのは良いんですが人差し指が忙しすぎ。実に反エルゴ的。うーんうーん・・・? って待てよ? ホイールの横がホームポジションになるってことなのか? (だとすると左クリックが遠く感じるんですけども)
実売価格も2000円以下と、実に購買意欲をそそるマウスではあるのですが、通常使うマウスとしては明らかに使いづらいし、モバイルとして使うにしてもこのマウスの優位性はそんなに無いかも。ボタンの位置を若干見直すか、ついでにケーブルも巻き取り式にするとかして、もー少し煮詰めていただきたいトコロ。
デザイン ★★★★☆
操作性 ★☆☆☆☆
備考 3色あるようですが、エグゼクティブなモバイラー諸兄は黒一択?
参考URL メーカーHP
で、リビングのテーブルでこのマウスを使ったのは、たったの2日。やっぱりトラックパッドでいいや、みたいな。(身も蓋もないですな)