なんとCommodoreブランド復活?
2005年 12月 19日
烏丸的にスゲー興味深いニュースがあったのでご紹介。
といっても、バンドCommodores(コモドアーズ)へのLionel Richieのカムバック話ではない。あの偉大なコンピュータのブランド、Commodore(コモドール)の話だ。
オランダのあるコンシューマーメディア会社が、ホームメディアセンターやポータブルGPS付きメディアプレーヤなどの一連の新製品を発売するにあたり、「VIC 20」や「PET」、そして「Commodore 64」の力を借りたいと考えている。
カリフォルニア州ロサンゼルスとオランダのバールンに拠点を持つYeahronimo Media Venturesは2004年、3270万ドルをわずかに上回る金額で契約を結び、Commodoreブランドの利用権を取得した。そして同社は、2005年に入って自社のブランド名をCommodoreとした。ブランド名を変えた同社は、複数の製品を欧州と自社サイトで既に販売しているが、ラスベガスで1月に開催されるComputer Electronics Show(CES)で米国市場にも参入したいと考えている。
CommodoreのCEO(最高経営責任者)、Ben van Wijheはインタビューのなかで、ゲームやマルチメディア業界におけるCommodoreの評判を利用する考えから、同社の名前を購入したことを明かした。
「ブランド名だけではなく、Commodoreの伝統にも関心があった」(van Wijhe)
Commodoreといえば「AMIGA」。って、コントローラネタを期待されて拙ブログにご来ブログされている読者ちゃん諸兄を完全に置いてきぼりなんですが、AMIGAの件は各自ググっていただくとして、とにかく烏丸としては大変思い出深いコンピュータなんですなCommodoreっていうかAMIGAは。
ともあれ記事を見る限り、AMIGAの復活というよりはCommodoreというブランドネームの復活ってだけらしーのですが、それはそれで今後の足がかりにならないとも言い切れない、そんな希望的観測。事実上、世界中のパソコンがWindows一色に染まって久しいですが、各社の規格/独自OSが乱立しまくりの混沌とした業界模様が恋しい、そんな烏丸なのです。

↑の画像は、烏丸のお宅にありましたAMIGA1200。MSXみたいな外観ですが、グラフィック周りが当時としてはかなりの高性能でした。変な洋ゲーしかやらなかったけど。
同社は、CESで3つの製品を発表する計画であることを明らかにした。そのうち、「Commodore MediaBox」は、インターネット回線、デジタルTVチューナー、ハードディスクを搭載し、ダウンロードした音楽やオンデマンドビデオの再生、あるいはゲームのプレーに対応したオールインワンタイプのホームエンターテインメントデバイスである。「Commodore Navigator」は、Windows CEベースのポータブルデバイスで、曲やビデオを保管するための20Gバイトのハードディスクのほか、GPSや3.6インチのタッチスクリーンも搭載する。
うーん、このテのマルチメディア統合機器って、だいたい失敗するんですよねえ。まあどの道、これが日本国内でサービスされる可能性は万に一つもないわけで、そーいう意味では烏丸のよーな人間にはどーしようもないワケですけれども。・・・うーん、AMIGAの復権、という風にとんとん拍子で進む話ではなさそうですな。いいコンピュータだったのになあ。
とはいえ、1ボタンのジョイスティックでプレイするAMIGA版のスト2は、相当くるものがありましたが。
