【レビュー】バンダイ キッズステーションコントローラ 前編
2006年 03月 06日
と言ったところで、気持ちを新たにコントローラ道に邁進再開の気配。そろそろ貯め込んだネタをオルガスムスを伴いつつ放出の方向でうごめいて行きたい烏丸なのであります。
さて先日、こんな興味深いニゥスが。
マイクロソフトが現在、足を使ったユーザーインターフェースを開発中、というお話なんですな。
同社の研究部門が開発した電子メールプログラムのプロトタイプを使うと、足を使って電子メールを読んだり、削除したりできるようになる。この「StepMail」プログラムでは、ビデオゲームの「Dance Dance Revolution」などで利用する標準的なダンスパッドを使う。
このフットワークプロジェクトは、ピアノの演奏やサイクリングなどが両方の手足を使うのに対し、コンピュータ入力は手だけに継続的に負担をかける点に着目したことから誕生した。これは、計算処理において足が果たす役割を広範囲に研究する「Step User Interface」(StepUI)プロジェクトの一環だ。
キーボードもマウスも、常にビジネスよりの製品に特化している同社。おそらくこの「足UI」も作業効率向上を明確な目的とした真面目な製品の予感。現在開発中ということで、どんなカタチのモノが出てくるのか気になるトコロではあります・・・
が、実際には既にこのカテゴリーの商品が出回ってたりして。有名どころだとヘンテコキーボードブランドとして超有名なKinesis。ここのキーボードは同社製のフットスイッチに対応しているので、おそらくMSが提唱するそれに合致しているような感じ・・・でもお値段はかなり高め。(リンク先でプロダクトを掘り起こすとお値段が分かるヨ) 他にも最近何かと話題のショッピングサイト「サンコーレアモノショップ」にあるこんな商品。足で踏むことによってユーザーが定義したマクロを実行する、もーそのまんまな製品でお値段2980円。まぁこの製品の場合、ユーティリティでお好みに定義するといっても所詮1ボタン。MSが提唱しているイメージにはちょっと物足りないのカモ。
Microsoft Researchのゼネラルマネージャ(戦略およびコミュニケーション担当)、Kevin Schofieldは、「われわれは、手足を使ってさまざまな作業ができるが、これまでは、その中にコンピュータが含まれていなかった」と語った。
うーん、”Microsoft Research”のワリにはリサーチ不足? いざ特許を取ろうとしたら、またモメるんじゃないかしら。まぁマイクロソフトが何かしらの製品を発売すれば、その「足UI」の市場が一般に認知されるようになるワケで、無意味なコトでは無いんですけれども。
じゃー既にあるとゆー前述の製品のお値段。サンコーで取り扱いのあるほうは許せる値段ではありますが、Kinesisのそれは大変ブルジョワジー。「ニッチ」なブツであることは分かるんですが、こんなスイッチにケーブルが生えただけのモノがこの値段って。それほど特殊なモノには見えないんですけどねぇ・・・見る人が見れば納得できる値段なのかしら? それともブランド料?
さすがにこれでは費用対効果のバランスが取れているとは言い難い、ならばMSの掲げる新UIが市場に出回ってコストダウンするまで首を長くする必要があるのか・・・と言った話を踏まえていただいた上でこんな製品。
バンダイのキッズステーションコントローラであります。
読んで字のごとく子供をターゲットにしたプレステ用の製品。対応ソフトは「アンパンマン」やら「ミニモニ。」やらのやはり子供向けというか幼児向けな感じ。まぁ後者は中の人が大人の階段を上りきったみたいですけども。
ご覧の通り、かなり大きめの図体に4つのボタンを装備。っていうか○×△□のボタンのみで明瞭なデザイン。用途を絞ればここまで出来るんですな。
対応ソフトの一つ、「も~っと! おジャ魔女どれみ」
ゲーム自体はもー「知育玩具」 ケーキの数を数えたり、大きさを比較して大きいほうを選んだりなどなど。正直、烏丸のような酸いも甘いも噛み分けて久しい年齢層を対象にはしていないんですな。にもかかわらず購入しちゃったのは、このコントローラが欲しかったってことと、烏丸がデパート屋上きぐるみショーのお姉さんが言うところの「大きいお友達」に他ならないからなんですけれども。
さておきゲーム自体も4つのボタンだけで操作が完結するようにデザインされているんですな。うーん、知育玩具は数あれど、今日日どこのご家庭にもあるプレステを知育玩具としてあてがう、ってのはなかなかのアイデア。出費も小さくて済むってんでご両親に優しい予感。
ストロークは一般的なコントローラとほぼ同様。
子供が使うことを前提にしているせいか、単純な構造である上にナカナカ頑丈、かと思うとボタンの端っこを押してもちゃんと認識されるあたりは、おもちゃメーカーの面目躍如といったところでしょうか。
・・・と、まぁ取り立ててスゴいワケでもないコントローラ。なんですが、これを足用コントローラとして扱うことが出来れば、それはもう費用対効果抜群なグッドアイテムになりそうな予感・・・しません? ってことはアレとアレを使って~、というワケで次回は、「キッズステーションコントローラを足蹴」と題してエントリ予定。
活目して待て次号。(→後編)