【レビュー】QuickShot USB X Pad(QS-6256)
2006年 03月 28日
週初の昨日、やんごとなき理由で会社をお休みしたんですけれども、そのやんごとなき理由が結構な頭痛の種。敢えて語らないんですけれども。
さて本日は久々に普通のコントローラの話題。本当に普通のコントローラっつうかゲームパッド。実は烏丸の所有するコントローラ群で最大勢力を占めるのが、いわゆる普通のゲームパッド。な、だけに改めてレビュー記事を書くのが躊躇われたりする・・・そんな乙女心をなにとぞ察していただきたく。
-=-=-=-=-=-=-前置きハジメ-=-=-=-=-=-=-
国内のコントローラベンダだと有名どころはやっぱりHORI。もはやアーケード型のコントローラに関しては本命中の本命。しかもパッド型のコントローラでも比類なき完成度を発揮する上に、王者の余裕か「Periborg」シリーズなんかのネタ系商品までも展開しちゃう、まさに超一流のベンダですな。
まー拙ブログでも何度か同社の製品を偉そうにレビューさせていただきましたが、やはりファミコン時代からの老舗、あーんまり欠点とかなくって面白みがない。
じゃあ海外の老舗っていうとどーなのか。Windowsどころか、まだPC/ATだとかDOS/Vと呼ばれていた時代からのベンダ、世界的に自社製品を流通させる体力を持ちながら、なーんかマイナー。それが今回紹介しますQuickShot、と。
-=-=-=-=-=-=-前置きココマデ-=-=-=-=-=-=-
と、まあ、よーやくQuickShotの製品をレビューする気分になったので、本日はこれ。
なーんの変哲も無いデジタル入力一択のゲームパッドであります。インターフェースは辛うじてUSB。Windowsに限らずMacintoshでも問題無く動くかと思われ・・・って、マカーでもあるクセに検証しないところが烏丸の烏丸たる由縁か。
特徴・・・と言うほど特徴も無いのがアレですが、強いてあげるならアンチシンメトリなデザイン。たとえばこのデザインが統計的にも多数派である右利きの人をターゲットにした、とかならば面白いんですけれども。単にモダンアートを気取ってるだけ? なのか特段持ちやすいことも無く・・・あー、もう。別の意味で扱いづらいww
緩やかなアールが波状に形取られた方向キー。国産の勇、HORI製のそれが、かたくなに横井デザイン十時キーをベースとした形状を踏襲しつづけるのに対し、海外勢のそれは実に自由奔放。しかしながら横井デザインを超える操作性を持ったものを、ついぞ見かけませんな。で、これも案の定。とは言え国内でも、
ELECOMのこんなの
や、LOASのこんなの
なんかもありますから、あんまり駄目駄目言えないのですけれども。まぁモノは考えようで、この筐体のデザインから逸脱しないカタチにデザインされていると好意的に解釈できそう・・・って、普通に使いづらいですよ実際。
ストロークは若干深め。底突きするまで押し込んでも、淵より沈み込むこともなく・・・って、こんなこと当たり前なんですけれど。出来ないメーカーもありますな。 ミリ単位の正確な制御よりも画面上を大きく動く必要がある、そんなゲームにならば、ある程度の操作性が得られそう・・・なのも烏丸の思い違いのようで、斜め方向はおろか、上下左右もままならないステキ方向キーであります。
こちらも深めのストローク、親指担当6ボタン。外側に行くにつれてボタンのストロークが変わる・・・ようなコトは無く、一律同じストローク。真中の盾列、Y・Bボタンに小さくポッチがついているところは、メガドラ6Bパッドと同じ工夫ですな。まーあってもなくても・・・いや、言うまい。
ちゃんとついてるLR。若干浅めのストロークと、押したときのポコポコ音がとってもチープ・・・
あーもう、なんだか誉めるべき要素がやっぱり無くって鬱。いや、そーいうコントローラばっかり集めている自分に原因があるワケで自分大好き。
ところでこのQuickShot社。創業1983年とかで、この業界では本当に老舗。拙ブログ左側からリンクされているサイトにも、同社歴代のコントローラやらジョイスティックやらが余すことなく紹介されていて好印象。いやー自社の歴史を大事にする会社っていいですなあ。それに比べて光栄とかエニックスとかは・・・いや、まぁよし。
ほいじゃあ、この「USB X Pad」がどの様に掲載されているかというと・・・
絵かよ!
デザイン ★★☆☆☆
操作性 ★★☆☆☆
備考 QuickShot社のコントローラ、国内代理店はドコだったんでしょうねえ?
参考URL 左側のリンクよりドゾー