【レビュー】QuickShot 3D Striker QS-6222
2006年 05月 28日
ジャンクフード、なんて申しますとその語感から、ひどくアメリカ的な物を連想しがち。たとえばそれはハンバーガーであったりフライドポテト、大英帝国的に言えばフィッシュアンドチップスなんかもそーですな。なんかとっても、油ギッシュ。
しかし烏丸が好きなジャンクフードはズバリ「駄菓子」
高度経済成長もそれなりに落ち着いて、バブルという社会的な幻覚に一喜一憂する大人たちを尻目に、ファミコン世代なんていうステレオタイプなレッテルを貼られつつ、チマチマと受験戦争とファミコンを行ったりきたりしながら昭和後期を謳歌したボクらSPA!世代、いやさ20代後半から30代(ってことはR25世代?)が愛してやまないハズ、の駄菓子であります。
さてそんな駄菓子。
烏丸が子供のころは、それこそスーパーなどの大型店舗では置いておらず、やはり駄菓子のホームといえば駄菓子屋でありました。学校の友達、駄菓子屋で意気投合した他の学校の友達などと、やれサキイカやらノシイカ、梅ジャムやらソースせんべいなど、チクロやサッカリンその他合成着色料全開の駄菓子群を頬張りつつ、1ゲーム50円ないし20円のビデオゲームに熱中したもんです。
ところが最近は、割と大型店舗などでも駄菓子コーナーなどでも見かけるようになったり。見てみると客層は老若男女と幅広く、小さい子供はナケナシの100円で駄菓子数点、元小さい子供は金にモノを言わせて大人買いと。ああ駄菓子は世代を超えて日本に存在する偉大なジャンクフードなんだなぁと感慨。
で、そんな烏丸のお気に入りの駄菓子に、「コーラ餅」というのがあるんですな。

こんなの。
まー舌が肥えた上流階級に属する高貴な読者ちゃんには、どーにもこれが食べ物に見えないかと思われますが、しかしご賞味いただければ読んで字のごとく、「コーラ味の餅」
餅、なんて申します以上、原材料には燦然とかがやく「もち粉」の文字。米の減反政策が昭和から平成の今日にかけて施策されているとは言え、やはり日本の心は米にあり、といったところでしょうか。まぁ駄菓子という単価の縛りが恐らくは一般的な食品よりも厳しいカテゴリの中、日本のお百姓さんが額に汗して栽培したお米が使用されているかどーかは、その独特の色合いから判別・・・いやできませんな実際。
さておき、このコーラ餅。バリエーションが大変豊かでしてな、他にも「シャンパンサイダー味」やら「さくらんぼ味」、「青りんご味」などと大変多彩。


なんかアソートになっていてお得なヤツもあります。
しかしまーアレですな。ちょびっとの香料と着色料でバリエーションが増やせてしまうチープさ。増やそうと思えば考えうる様々な風味が作れそうで夢が広がりんぐ。
お? これはまた地味な色合い・・・何味かしら? 最近のヘルシーブームにのっとって海草風味とか?

おお?

おおお?
さァさァ長い前フリはここまでにして、今回のお題はこれ。

QuickShot社製のジョイスティック、「QS-6222」であります。
さてさて、ジョイスティックなんていいますと、ゲーム用のかつてはゲーム用の入力機器全般を指す言葉でしたな。しかしファミコン以後、誰となしに使い始めた「コントローラ」「ゲームパッド」などの単語が現在では一般的であって、ジョイスティックというと、いわゆるゲーセンのコンパネ然としたレバーを使ったモノという感じ。
さらにしかし、一方でジョイスティックというと、フライトシミュレータで使用する操縦桿を指す言葉でもあるんですが・・・じゃあこの「QS-6222」はフライトシミュレータ用? かと思いきや。

なんと接続はキーボードやらマウスなどでおなじみのPS/2端子。なんとこれ、中身はこの見た目でありながらキーボードなんですな。
で、キーボードって言う以上、単純にコレだけをPCに接続して使用するなんて考えるのが当たり前なんですがこの製品、一般的なキーボードとPCの間に挟んで使用するとゆー。もちろん挟まずに使用することも可能なんですが、このジョイスティック自体が発売された当時、USBコネクタなんてありませんでしたから、キーボードはキーボードでPS/2端子を占有する必要があった、と。なので端子を共用する作りになっていると。(さらに時代を感じさせるのが、キーボード入力の端子が今は懐かしいATコネクタ。もちろん変換コネクタも同梱しているので、そこは安心なんですけれども)
キーボードである。ってコトは必然的に全てデジタル入力という図式になるワケで、これはまた扱いの難しそうなアイテム。今日日、PCのゲームといえばマウス(アナログ)+キーボード(デジタル)という操作形態が一般的。しかしこのジョイスティックは、ご覧の通り右側のジョイスティックで左側はコーラ餅ボタンがびっしり。つまりこのジョイスティックだけで操作するデバイスと。
じゃあこのジョイスティックが何を目指していたのかというと、それはこのジョイスティックに付属するテンプレートで、うかがいい知ることが出来るんですな。

ジョイスティック上段に貼り付けるテンプレートがこれ。よく見ると当時のゲームの名前がズラリ。

このラインナップを見れば古参ゲーマーの読者ちゃんにはお分かりいただけるかと思われます。そう、マウスによる視線変更が実装される前のFPS向けのジョイスティックなワケであります。だからマウスの同時使用を考慮していないレイアウト、というワケ。



なんとも珍妙な形状をした操縦桿。
現在市場に出回っている操縦桿型ジョイスティックがリアリティを追求した形状をしているのとは違い、これは実にゲーム然。すべての入力がデジタルではあるものの、一丁前に「ひねり」まで実装していて感心。
で、当時のFPSに合わせてなのかなんなのか、メモ帳を開いた状態で実際にこの操縦桿をぐりぐりと動かして見ると、なんとも不思議な数字の羅列・・・。

つまるところデフォルトの設定では操縦桿にテンキーが割り当てられているんですな。このあたりは現在のFPSのように、上下左右がWSAD業界標準じゃなかったころの名残なんでしょうか、ちょっと違和感。とは言え各ゲームのコンフィグなりプリファレンスなりを弄ればいいだけの話。

放射状にならんだボタン類。実はちょっとエルゴ? 少々小さめのボタンはストロークが浅くクリック感もはっきり。みっしり詰め込まずに敢えて少し離れているおかげで実に良い使い心地。

ここぞ? という時に押しやすいように、TabとAltが独立配置。ジャンプだとかランだとか、ここぞ! という時に使用するボタンに割り振るべきか、頻度の高いボタンを割り振るべきか迷うトコロ。

ウレタン製のパームレストが付属。付属っていっても自由に取り外せるワケではなく、ガッチリ固定されているんですな。アジャスタブルでない代わりに大きめであるため、まー一般人サイズの手の持ち主ならはみ出ることも無いのでは?
なんとも気遣いがうれしい&触っていて楽しいジョイスティックではありますが、何しろ用途が限定的杉。プロファイルを独自に登録することで汎用性がある、しかも中身はタダのキーボードなのでゲーム側でも融通をつけられる、という大きな利便性が愉快。
とは言え、やっぱりマウスの同時使用は大きさ的に厳しい感じ。やるならTrackIRなんかの手を使わないアナログデバイスとの併用で、アナタ好みの操作環境を構築できると言えば出来そう。
に、してもここまでキーボード1つからアレンジするというアイデアはすばらしい。っていうか今日日ニーズが存在し得ないとは言え、こーいうユニークなデバイスはガンガンズンズングイグイ購入していきたい烏丸なのであります。
デザイン ★★★★★
操作性 ★★★☆☆
備考 プロファイルツールがDOS用ってのが・・・いやWin2kでも動きますが
参考URL メーカーHP
あ、ところで前段のコーラ餅。インターフェイスは爪楊枝で最初から付属しているので安心です。いやよくわかんないけど。あとよく調べたらですね、なんと複数のメーカーで生産されているんですな、このコーラ餅。深い。

