MP3プレイヤー、一期一会。
2006年 07月 10日
見つけたら即購入する、その必要があるものとないもの。この二つが完璧に見極めることができれば人生買ったも同然なんでしょうな・・・じゃあ負け組。烏丸です。(いやこの「勝ち組/負け組」という二極論、烏丸はあんまり好きじゃないんですけれども。)
さてその買い時を外してしまって大後悔してるのはMP3プレイヤー。日本市場では脅威的なiPod一人勝ち状態で、なんだかつまらない状態になってますな。このドキュメントを書いている小田急線の社内でも目の前の学生さん二人が『MP3プレイヤーほしいんだけど』『じゃあiPod以外なくね?』みたいな会話。
烏丸も1マカーとしてiPodによるAppleの隆盛は喜ばしいのですが、業界全体が一社寡占ってのはよろしくない。やはり複数の企業が切磋琢磨することで業界が活性化していくワケで・・・(切磋琢磨して規格が乱立するのも困りますが)
で。烏丸が買いタイミングを逸してしまったブツ、のお話。
読者ちゃんは「Rio」というブランドをご存じでしょうか。MP3黎明期より活躍したMP3プレイヤーブランドの老舗だったのですが・・・iPodを筆頭とする他社のブランドに対抗しきれず、本家米国のRio社から米ソニックブルーに売却、さらにソニックブルー倒産によりプレイヤー事業などの一部事業がD&Mホールディングスへ、そして昨年8月にRioシリーズ事業撤退、と。
しかし、まだMP3がWindowsユーザのモノでかつ、プレイヤーとPCの転送にシリアルケーブルとかパラレルケーブルとかが使われていた時代に、いち早くUSB接続を導入してMacにも正式対応してくれたという(マカーにとっては)偉大なブランドなんですな。
その同ブランドが比較的末期に発売したMP3プレイヤーで、『Rio Riot(ライオット)』ってのがあるんです。
これ。
パッと見、携帯ゲーム機のようなフォルムと方向キー。液晶こそモノクロ液晶ではありますが階層形式のファイラーを持つシステマティックなインターフェースと20GのHDD。 プロダクトデザイン的には、今となっては革新的とは言いがたいデザイン。しかしその黒々としていかにも堅牢そうな形状に、正直烏丸はスッカリやられちゃってたりして。
やられちゃった、なんてもうしますと既に発売当日に即ゲットしてそうな気がしますが、さにあらず。まさしく冒頭に書きました、「ああ、あの時買っておけば」というステータス。
実は烏丸、発売当時に日本国内(つっても地元町田のソフマップですが)で発見した時には既にiPod購入Ready状態。これより前に2台ほどRioを購入していた烏丸としましては、そろそろ他のMP3プレイヤーへの移行を考えていた時期。
カタログスペックで見る限り、当時のほかのHDD搭載機よりも大きく重いRiotは、普段よりカバンにThinkPadが入っていたりする烏丸にはちと微妙。更に言えばAppleのiTunesが本格始動し始めていた時期でもあって、まぁ第二・第三候補カナーなんて思っていたら・・・そのころ本国である米国では、Rioの破産宣告の真っ最中。すなわち烏丸が見たそれこそが最初で最後の入荷分だったという・・・。
いやまさしく一期一会とはこの事。結局それ以降、現物を店頭で拝むことなく今に至ってるんですな・・・で、今探しているんですが、なんで今? そう思っている読者ちゃんも多いかと思うんですが、これには理由が。
現在烏丸の所有するデジタルガジェットの中で、MP3を再生できる機種は主だったところで3種類。PSPとW-ZERO3、そして例のコスモス色プレイヤー。
コスモス色のプレイヤーは256メガと、正直データの入れ替えが頻繁になりそうなサイズ。PSPはメモリースティックのサイズに依存する物の、手持ちのMSは512メガとこちらも微妙。じゃあW-ZERO3は、というと1GのMiniSDを所有している物の、肝心のW-ZERO3の再生音質がよろしくないのと、平型→ピンジャック変換が必須という無念さ。
じゃあおとなしくiPodを買えよというのが一般的なご意見だと思うのですが、そこは烏丸の裏づけの無いプライドが許しません。 iPodなどという流行におもねるくらいなら、重量250グラムのRioRiotを罪人よろしく首からブラさげているほうがかっこいい、それが烏丸の生き様。(あ、あとニンテンドーDSを自慢げに電車で広げるくらいならGenesis NomadかATARI Lynxだよねやっぱり)
と、いうワケでRioRiotが欲しくなっちゃってるとゆー。しかしですな、販売終了後3年近く経っちゃってる現在、入手困難なのは当然・・・この際、中古でもかまわないので大購入したいキモチ。
なので売ってる場所の情報を募集中。発見&ご制約の暁には、烏丸の所有する駄目なコントローラを一つ、差し上げます故。(いらないですかそーですか)