【レビュー】Goldtouch KeyboardUnit KFK-E87YQ
2006年 11月 19日
夜な夜な床冷えとの熱い戦い。今大切なアイテムは毛布。烏丸です。
いやいやどーにも9月以降、毎年恒例の行事のようにアレルギーに苛まされていたワケですけれども、ここにきてよーやくアレルゲンの飛散が収まりつつあるご様子。つい先週くらいまで、鼻が詰まって目がさめる、起きたら起きたで目ヤニで目が開かないなどと毎日が自然の脅威との戦い。
しかも急な冷え込みと相まって風邪なのかアレルギーなのか良く分からない状態でして、いやはや生きていくのってツラいなーなんて近年の自殺者の推移を眺めながら思うんであります。
まぁアレルギーが原因で自殺する、なんてのは少数派なんでしょうけど。
さて烏丸のアレルギー体質。
実際には花粉など飛散していない季節であっても、アレルゲンとなる植物を見るとなんとなく不快感を感じるんですな。これはアレルギーの症状ではなく、単に条件反射。Wikipediaによると、アレルギーは体にとって有害なものを排除するための大事な代謝機能らしいですが、条件反射(特に今回のような)はチト迷惑・・・。
一般的な条件反射といいますと・・・
・梅干を見ると唾液が溜まる
・うなぎと梅干を見るとオナカが痛くなる
・行列を見ると並びたくなる
すいません、まともな例(しかも一部不適切)が思いつかなかった自分の連想力の無さに辟易とするんですけれども、本日は上記の例に1コ追加で。
・エルゴノミクス配列のキーボードを見ると肩こりがする
おいおいなんかおかしくないか烏丸、ってなお言葉が聞こえてくるんですが、これが不思議と実感できちゃったんだから致し方ない。 普段使っているキーボードに特に不満こそなかったんですが、目前にエルゴ配列なキーボードを出現した刹那、手首と肘にニブい痛みがッ! どー考えても今使っているキーボードのせいッ! 職業病ッ! 労災申請ッ!
ってんで購入したんですな、GoldTouch。
ワリと有名なキーボードなんで、各所の有名キーボードレビューサイトで記事を見かけます。リンク先トップの魅惑の鍵盤様のところとで紹介されているのとは若干配列が異なるのですが・・・まぁ烏丸のスタンスとしては軽く。軽ゥく。
かの有名な(?)「IBM Adjustable Keyboard」。あれの設計だか開発だかに携わった人が参画して設計されたものだそーで、巷に散見されるエルゴキーボードと違って角度をお好みで変更可能。あなたの手首・肘好みの角度に調整可能なところがステキ。
過ぎたるは及ばざるが如しの一例。
ここまで角度をつけちゃうと明らかに使いづらいので置いといて、しかしここまで角度をキツ目にしてもガタつかない安定感には感心。
で、件のIBMのそれとは掛かってるコストが違うワケで、残念ながら使用されているスイッチは普通のメンブレン。
のワリには柔らかすぎないタッチで実に好印象。コストの配分って大事だなーって感じさせます。テンキーが別ユニット(後述)になっているそーで、右端はカーソルキー。左側にはHomeキーなどの「ワリと」使用頻度が低いキーが一カタマリ。
真っ二つに分かれたSpaceキー。
こればっかりは個人差があるんでしょうけども、烏丸はSpaceキーを左手の親指で押す派。なので右側のSpaceキーは使用しないワケで、じゃあBackSpaceをアサインしてタイピングスピードを更に高めたいキモチ・・・なのですが、残念左右のSpaceキーからはSpaceキーの信号しか出ていないそうです。(→ソース)
リンク先をご覧いただくと分かるんですが、分解して配線をどーにかすればなんとか。なるんですけれども、中の構造が構造だけに、分解して組み立てた時に部品が余りそうな予感が。なので使用しない右AltをBackSpaceに割り当てて使用中。うーん、若干慣れるのにお時間を頂戴したく・・・
って、これまでにも何度かキーボードのレビュー記事を掲載してきましたが、今回のこれに関しては正直、ゲーム中の操作性は無視。といっても、実際にFPSなんかでキーボードを使用する場合、ホームポジションを基準に作られているエルゴノミクスってのは足かせにしかなりませんしね。
なので今回の★表記(有名無実化してますが)は、ドキュメント打ちをした際の打心地。
デザイン ★★★★★ 文句無し
操作性 ★★★★☆ 右SpaceをBackSpaceにしたいよぅ
備考 キー配列をいじるツールはKeySwap for XPがオススメ
参考URL メーカーHP※
※上記参考URLのリンク先で同型のキーボードが販売中ですが、烏丸が所有しているのは旧型なので若干形状が異なります。(新型は右端にPageUp/Downなどのファンクションを実装。いらないよそんなの・・・) 別売りのテンキーやらパームレスト、その他もイロイロ販売中のご様子。
烏丸はキーボード大好きッ娘でもありますので、今までにもエルゴ配列のキーボードをいくつか購入してきましたが・・・ここまで違和感無く通常配列のキーボードからスンナリ移行できたエルゴは初めて。まぁエルゴエルゴ申しましても、本当のエルゴはキーボードだけにあらず、マウスやらデスク、チェアまでも考慮しないと本来の効果は得られないワケで。健康のためには金に糸目をつけない、そーいう御仁向きの世界なのかもしれません。
でもねー、購入しただけで手首の痛みが和らいだのは・・・スゴいね、エルゴって。