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【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)

アーケードスティック新構造

 先日のエントリで、ナカナカっていうかカナーリ強烈なNeoGeo用ジョイスティック、ってのをご紹介しました。(ご紹介つっても単に画像取ってきただけですけれども)
 いやーしかし探せばあーいうのが出てくる、となると探索&収集が止められないっつーか。なんですかね、いまやアーケード型のジョイスティックってーと日本ではHORI一択。よくよく考えればHORIみたいな本格志向というか、アーケードの環境をご家庭で! みたいなのが日本では望まれているってー消費者の気持ちなんでしょうけども・・・烏丸みたいな人間にはチト、さびしかったりー。


 さて拙宅にはゲームパッドといわずジョイスティックもボチボチな品揃え。つっても絶対数は圧倒的に少ないんですけども、そんな中から絶妙にいい感じに-----駄目なやつを、一つ。












【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_054440.jpg

 台湾のジョイスティックメーカーの雄、Saitek社の「MEGAMASTER I」であります。
 もー引き気味に撮っても立ち上る陰惨なオーラ・・・いわば魔闘気、みたいな。で、これがまたスゴいんですな。

【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_06837.jpg

 ちなみにインターフェースはSNESつまりスーファミ。アラヤダSaitekってコンシューマもやってたのねーみたいな。現在では見かけないところを見ると、採算が取れないとかそーいうことなのかも知れません、っていやーなるほどこれは売れんわーって思わせてくれる実装なんですなこれ。


【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_063073.jpg

 比較的マトモ、な部分から。
 連射機能は画像上部のダイヤルスイッチにより(対象のボタンこそ選べないものの)無段階変速が可能、と。中央がスロー機能(まーSTARTボタン連打ですが)。
 最近のジョイスティックだとスローは無くて当然として、連射は省かれていたりしますが、流石にこの時代の製品だと「とりあえず付けとけ」的な。しかしこれがない事には話にならないのが---




【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_065485.jpg

 ボタン。SNES、ではなくスーファミ純正なボタンカラーのこれ。ボタン同士が若干離れてるのがうーんって、どう考えてもマズいんですがなんと。



【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_073931.jpg

 何を思ったか放射状に広がってるとゆー。
 ボタンのサイズは各々直径2センチ無いくらい。正直、アーケードの一般的なボタンより大分小さめ。にもかかわらず更に離れて配置する不思議・・・この明後日を向いてるエルゴ感。正に烏丸好みと言わざるを得ない、んですけれども。

 で、更にマズいことにこのボタンのタッチ。ググっと押し込んでようやく底づきする、ってところでようやくスイッチオン。構造上はマウスのボタンと同じようなマイクロスイッチとゆー。分解してないんでなんともいえませんが、どーもボタンの裏にバネ状の仕組みがあり、その下にマイクロスイッチが鎮座しているご様子。お陰で連射とか無理。そりゃぁ「連射つけとけ」って話にもなる罠。



 いやーこれだけでもスルー対象ケテーイなジョイスティックなんですが・・・








【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_08558.jpg

 こっちにも問題が。
 一見、ふーん普通の形状。あーひょっとして昔ながらの「グンニャリレバー」?


 って、思っちゃう読者ちゃん、惜しい。っていうか甘ぇ。チクロサッカリンかっつーくらい甘ぇ。





【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_091936.jpg

【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_0101091.jpg

 レバーの下に除く細い軸・・・って見えます?
 ジョイスティックを倒すと、チラリと除く"芯"・・・これは烏丸も未体験。上下左右どころか8方向、全部に強烈な抵抗感、そしてその抵抗の先には"カチリ"というこれまたマウスライクなマイクロスイッチ音・・・なんだろーこれって思ったら答えはパッケージに。








【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_049159.jpg

 なんとバネ式。(実は露出しているスティック部は外装で、チラリと見えるのが芯)
 一般的に出回っているアーケードスティックはジョイスティックの部品内部の大型タクトスイッチが上下左右からスティック自体を支える仕組み。堅牢に作られている分、コスト的に高くなるワケですが、なるほどスティック自体をバネで支えて周囲には単価の安いマイクロスイッチ(おそらくボタンで使われている共通部品)を配してそれっぽさを出せば・・・って、思ったんでしょうかねぇ・・・まぁ基版に貼りついたメンブレンスイッチをこねくり回す仕組みより多少はマシ・・・。

 にしてもボタンといいスティックといい、何でまたこんなにマイクロスイッチに固執してるんだろう?



 って、思ったら。

 やっぱりこれもMegaWorld社の仕業。いやー油断していた。
【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_0511316.jpg

 「MEGAMASTER I」のMEGAってそっちのMEGAか・・・やられた。







  デザイン  ★★★★★ 見た目が若干オシャレ・・・な気が・・・しなくも・・・
  操作性   ★☆☆☆☆ そんな些細なコトを気にするようでは
  備考    後述
  参考URL リンクは左柱に毎度。しかしSaitekにもMEGAWORLDからも抹消






 MEGAWORLDという先だって拙ブログでレビューさせていただきました「X6-32M」、あれは結構なクォリティだったんですがねぇ。なんだろうこの落差・・・そしたらパッケージに面白い記述が。

【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_0552164.jpg

 Saitekロゴの・・・

【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_0555815.jpg

 トレードマークに※印。 そしたらその下に・・・

【レビュー】Saitek MEGAMASTER I (MX-311)_c0004568_0563365.jpg

 まさか借りた看板で好き勝手やったんじゃ・・・?
by karasuma_usb | 2007-04-14 01:02 | コントローラ

変なコントローラを千切っては投げ千切っては投げ。


by karasuma_usb
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