【レビュー】SplitFish EdgeFx 後編
2007年 05月 13日
ようやく新PC環境への移行が物理的・精神的にも完了しつつある烏丸であります。大好きなインターフェースであるUSB、そして烏丸の人生からはずすことなのかなわない(しかしインテルの次世代フォームファクタでもWindowsVistaでも正式対応からはずされている)ゲームポートも準備完了。
しかし世の中がデュアルコア全盛だとゆーのに、未だにPentium4ですからねぇ・・・クロックアップして3.3GHz駆動・・・ベンチマークのスコアが予想以上とはいえ、なんとも寂しいキモチ。
さておき、ゲームポートはともかくUSBと言いますともはや現代のPCにおいて切っても切り離せないほどに汎用性溢れるインターフェース。烏丸のPCには合計11個のポートがあるんですが、例によって満員御礼。そんな常連USB機器のヒトツに、PS用コントローラのUSB変換機があります。
それがこれ。ELECOMの「JC-PS101USV」であります。
1ポート用なので二人以上でプレイする場合には同機が2個、必要なんですが当然のごとく烏丸は2個餅。大体フロントポートに1個は刺さっている常連さん。ヨノナカの評価はそこそこで、ご存知の読者ちゃんもおられるかと思いますが、DualShock2でこれを利用する場合、アナログ入力である○×△□の反応が若干悪目。とは言え、烏丸はDualShock2を常用する人ではない、言い換えれば○×△□がアナログではないチープなコントローラを使用するので取り立てて問題もなく。(ああ、チープとか言っちゃった)
さてこの"101USV"でお待ちかね、SplitFish社のEdgeFXを大接続。PC風インターフェースを模して造られたデバイスをワザワザPCで使用する妙。早速その使用感をレビューしちゃおうかしらー。
動作環境はこれまたお気に入り、Windows2000SP4。
101USVはWindows標準のドライバで動かすことも出来るので、初めは敢えてドライバを入れない状態で動作をチェック、と。
もはや見慣れたUIチェック画面。拙ブログでも何度か画像を載せましたので使いまわしたいところですが改めてキャプチャ。で、手始めに左手側に実装された各種ボタンを押下。
ウンウン、普通に反応。流石にこの辺でつまづくってコトは無いだろうとは思っていましたが一安心。L1L2の上に配置されたフォーカスボタン(繰り返しになりますが右アナログの反応速度を下げるボタン)は予想通り無反応。まー右アナログ使用時には"当然"動作することでしょうから、これは後のお楽しみ、と。
ってんで左のアナログスティックを何気なく操作してみると・・・なんとこれも無反応。 いきなりの洗礼に思わず動揺。
マウス! まぁまぁ何かの間違いかもしれませんし、とりあえずマウスの動作検証ってコトでマウス上に実装された各ボタンをポチコポチコ。
若干。若干ではありますが反応が鈍い感じ。このあたりは変換機を経由しているという事情があるのでひょっとしたらDualShock2と同じくアナログ入力として検知されているからなのかも。うーん、暗雲?
で、よーやくマウス。烏丸の予想では、マウスの移動に合わせてコントロールパネル上の軸インジケータが
マウス移動 → マウス停止 → マウス移動 → マウス停止
インジ上下 → インジリセット → インジ上下 → インジリセット
と、なる予感。
これならば、マウスの移動と画面上のポインタの移動(FPSならば照準ですな)がシンクロするイメージ。なんだか拙者、ドキドキしてきちゃった・・・ってなワケでイザ!
?????
ヴァー。なんとこちらも無反応。ってーことはアナログ搭載なのにアナログ動作はしないってコト? つまり初代純正のPSコントローラに実装されているキーしか反応しない? かと思うとL3とR3は反応。なんだこれ・・・?
しかしガッカリするには及ばない。(AA略)
何しろ専用のドライバをインストールしてないのだから・・・もうあわてんぼさん♪(←誰)
っつーコトで改めてドライバをインスコして再検証。
いやいやPCの引越しタスクにしっかり入れておかないとねーこーいう小物類のドライバもー。って、
・・・全然変わらないッ! つまりアナログスティック抜きのDualShock2状態。
ヌゥ・・・流石にドライバでどーこーできる問題じゃない? もはやハードウェア的にJC-PS101USVはEdgeFXに非対応ってコト・・・?
なんて。
こんなこともあろうかともう一品、変換機を用意しておいたのですよ烏丸。転ばぬ先の杖、ってヤツ?
これがその杖。"PSのコントローラをUSBに変換"という主目的に弊害になりそうな予感がしながらも"USBハブ"というオマケ機能に惹かれて購入したのがLOASの「JOX-UH304W」 ちょっと面白いのが車のドアよろしく左右に開く足。
これのおかげで直立が出来るとゆー。縦置きPC(今日日ほとんどが縦置きですが)に並べて統一感を、そんなニーズに応える面白い機能であります。
とはいえ、LOAS、って時点でイヤな予感がするんですが、たまにはLOASの可能性を信じてみようじゃあーりませんか。
ってなワケで今度はドライバも予めインスコ。そしてEdgeFXをイザ挿入!
してみたら何と・・・
無反応! っていうかアナログスティックどころかボタン類も無反応ッ!
orz
え~・・・まさか転ばぬ先に用意しておいた杖が根元から腐っているなんて・・・。
まーそんなこんなで上記の用にEdgeFXのPCでの運用は頓挫。まー無理に使うとすれば左側のコントローラ部分だけをJoyToKeyなりでキーアサインして、右側は普通のUSBマウスを・・・って無意味。NAMCOのネジコンやジョグコンも動作する変換機が非常に少なかったですが、これもその系統のご様子。
こりゃーしばらく変換機を買い漁るしか・・・いやそこまでしてPCで使う理由も・・・
デザイン ★★★★☆ 現物の質感はイマイチ。
操作性 ★★☆☆☆ マウスで操作するアナログスティック・・・ウウム
備考 後述
参考URL SplitFish社のリンクは左の柱から
動作プラットフォームがPS2、というコトで変換すればPCで、なんて考えたコトじたいがメーカー側の意に反していたとは言え、やはり一般的なゲームパッド形状ではないコントローラなりに変換機との相性は厳しかった、というオチ。
しかもPS2で使ったなら使ったなりに中編で書きました通り思ったような操作感を得られるワケでもなく・・・なんだろう、非常に残念なコントローラ。志は高かった、んですけども・・・。
やっぱり素直にPS2でPC用のUSBデバイスが動く、ってのが理想なのかもしれませんなー。流石にこればっかりは、ゲーム側で対応してもらう以外に無く。SplitFish社とのコラボレーションFPS、みたいのがEAあたりから出れば・・・なんて妄想。
FPS、やるならPCで、って結論になるのが悲しい。 実に、悲しい。