アナタの低スペックPCでも、バイオハザード4が。
2007年 07月 06日
いやいや世間では、ことあるごとに「ゆとり教育」に対する批判が目白押し。なんだか学力低下が云々、ってコト以前にマイノリティに対しての揶揄に使われることの方が目立つよーな気がするんですがどうですか。
本日はチト興味深い、「バイオハザード4」が、ストリーミングゲームサービス「G-Cluster」でもサービスされるようになったという話。(→ソース)
さてそもそも"G-Cluster"とは?
これこの通り、バイオ4の他にも対応ゲームが多数
まず結論から申し上げますと、ゲーム内の処理をサーバー側でまとめて行い、その結果を画面上にストリーミングするという仕組み。
具体的にどーいうことかと言いますと
【一般的なゲーム】
コントローラ → PC → モニタ
【ストリーミングゲーム】
コントローラ → PC → サーバー → PC → モニタ
という。
つまるところ、ユーザーの入力に対する処理をPCからサーバーへ送信、その結果をサーバー側で処理しながら、ゲームの画面を圧縮してストリーミング配信する、と。なんだろう遠隔操作でゲームをプレイというのがニュアンス的に近いでしょうか。
なーんでこんなまどろっこしいコトを? と思うのですが、昨今のゲームはPCの要求環境がことごとく高め。昨年購入したPCで今年出たゲームをプレイしたらコマ落ち、なんてこともしばしば。(もちろんそれは最近のソフトがハード側の性能におんぶにだっこという問題でもあるんですが)
しかしながらPCで処理する部分を高性能なサーバーに丸投げすることで、ユーザーは最低限、サーバーから送られてくるストリーミングデータを処理する環境さえ持っていればゲームをプレイできるという。なるほどこれはコロンブスの卵・・・何か「始まった」気さえしちゃう烏丸。
ところがギッチョン、ストリーミングデータをゴリゴリやりとりするってコトは、ユーザー側のインフラもそれなりに要求されるワケで。ADSLどころか出来れば専用回線でFTTH。そこで思い出すのがこんなニュース。
最近何かと話題の、「通信量が多いユーザーから通信料を追加徴収」しちゃおうという例の一件。ISP側の、"P2Pユーザーの莫大な通信量が他のユーザーの帯域を食いつぶしているイコール不公平"、だから追加徴収するのを認めてネ、という言い分に対して総務省が検討する、という回答をした、と。
もちろんISP側の言い分は建前で、「常時接続100メガ使い放題!」なんて甘い言葉でユーザーを囲いこんで見たものの、想像していた以上に「使い放題」を最大限に利用するユーザーが多数出てしまった(つまり帯域を食うコンテンツが増加した)ためにサーバーの増強等を余儀なくされた→じゃあその費用をユーザーに転化というのが本音。
当然こちらとしては「使い放題」という謳い文句にお金を払っているワケであって、実は使いすぎなのでお金払ってね、なんて言い分に同意できるハズもないんですが・・・さておきこれが実行されちゃうと、前述の「G-Cluster」サービスは結構アウト。
映画やアニメなどの"尺が決まっている"コンテンツならまだしも、プレイ時間がそのまま通信量になるワケですから、何百メガどころかギガ単位になることも想像できるワケで。
G-Clusterのバイオハザード4、プレイ料金は3ヶ月で2980円。低スペックのPC(またはMacintosh)でもインフラ次第で遊べることを考えればリーズナブルなお値段。ですが前述の"通信量に応じた追加徴収"なんてことが現実になれば・・・それはもー恐ろしい金額になりそうな。
うーん・・・コロンブスの卵に・・・ヒビが?
ところで、うっかり"LDゲーム"を思い出したんですけど・・・ほら、生まれが昭和だから。
懐かしいな「サンダーストーム」
戸塚のダイエーに足しげく通ったっけ・・・