障害者用キーボードに、思うこと。
2007年 10月 23日
さて先だってのエントリでMRIの診断結果が無事に「脳挫傷」でした、という旨をご報告さしあげましたがいやいや、後遺症が出なくてホントにラッキー。
とは言え、今後も単車には乗りつづけるつもりで次期車両を選定中なワケですが、今後も事故って不自由にならないとは限らない、と。
で、こんなキーボードを見つけたのですが。(→ソース)
肢体障害者(首から下が不自由な方)向けのキーボードであります。
仕組みとしては、頭部に取り付けたセンサーと、モニタ上部に取り付けたキーボード風のデバイスが連動、頭部を動かして目的のキーへ移動、そのまま2秒維持して選択、頭部を下方向へ動かすと押下。
なるほど原理的に頭部だけでキーボードを操作できるという点では理解。
できるんですがお値段が298,000円と、大変高価。
特殊なハードウェアを必要とするので恐らく受注生産、更に対応OSがUSBに対応しているWindows98~Vista、更にはWindowsCE 2.11と広範囲というところがコモディティ化できない理由なのはわかるんですけども・・・これ、既存のデバイスで代替可能ですよね?
例えばモニタ上部に置くキーボードデバイスを取っ払って、ソフトウェアキーボードに、かつポインティング操作は"TrackIR"なりWiiのリモコンなりSIXAXISなりの傾斜検知置き換えることで、あとはユーティリティとドライバを書くだけ、とすればコストを相当額(少なくともハードウェア分は)抑えられると思うんですけども。
障害者の方々の症状というのは正に千差万別、健常者の基準では一律化できるところがそうはいかないのは重々承知していますが、どうもその辺の工夫が足りないような気がします。
保険適用が可能であれば298,000円をまるまる負担することは無いのでしょうが、なんかこう企業側がそーいう制度に甘えているような感じ・・・浅薄な考えかしらん? でもいざ自分が使うなら安いほうが、ねぇ?