【レビュー】Broderbund U-Force 前編
2007年 11月 20日
お陰様で拙ブログ「ゲームパッド地下秘密」も当月末で3周年。を、目前にして先日お伝えしました通り、20万アクセスを突破するに至りまして恐悦至極。今後もスローペースながら駄目な(or烏丸的には良品なれど世間の評価が何故か低い)コントローラやらインプットデバイスをご紹介していきたいキモチ。改めまして今後ともよろしくーみたいな。
さておき、キリ番アクセスまで温めてきたつもりはないものの、どーもタイミングを逃して放置していた一品から、本日はこんなの。
仰々しさの中に見え隠れする不審な香り。
最近はあまり耳にしない、けれども一応生きているご様子なBroderbund社の、NES(海外版ファミコンですな)用コントローラであります。
このBroderbund社(Wikipediaの解説)。(ちなみに正しい発音は"ブラダーバンド"だってどっかで聞いた)
ファミコン世代/セガ全機種世代ならば実は馴染み深いメーカでして、Wikipediaをご参照いただければ分かる話ですが、"スペランカー"やら"ロードランナー"、"カラテカ"に"ドロール"などの80年代の名作(迷作?)ゲームを数多く発売している由緒あるメーカ、なんですな。
ともあれ、そんな同社。実は海の向こうではコントローラまで販売していたと。ってなワケでパッケージから。
もーいきなりこんな。
ノートPCよろしく開いた物体の上で残像まで発生させながら掌を振り動かす青年。なんだろうソニックブーム? テルミン?
パワーフィールド・・・力場?
ところでこの製品、海外オークションで有名なeBayで落札したものなんですが、商品の状態が"Like New!(まるで新品みたいだゼ! ブラザー!!)"だったにも関わらずご覧の有様。なんかもー箱はヘコんでるし中身は緩衝材無しでグダグダに入ってるしでもー・・・アレか? アメリカ市場では新品って箱ヘコみの緩衝材抜きが常識なの?
とは言え、中身は無事で一安心。
ラップトップ上の物体が本体である"U-Force"、T字状の物体とWiiのセンサーバー風の物体が付属物。大きさのワリに別途電源は不要。
ご覧の通り開閉式。
材質も地球に優しいタダのプラスチックが中心で、サイズ(A4ノートPC×3くらいの厚さ)のワリには軽いため、持ち運びにも大変便利。
実際に持ち歩くかどーかは別ですけれども。
ここでマニュアル登場。
8箇所にマーキングされた部分と、最端部2箇所に赤外線センサー。通電されると、この部分から
SELECTボタンとSTARTボタンはフツーのボタン式。
これがまた禍根を残すことに・・・なるんですけども。
NESなので連射に対応するボタンはA・Bの2ボタン。
"GAME SWITCH"なるディップスイッチは各赤外線センサーのアサインを変更するもので、これと本体の開閉角度(180度/90度)、および前掲のT字型のオプション他を組合せることで、実にエキサイティングなゲーム体験が可能、と。
まー体験するだけでオナカイッパイになること請け合いなんですが・・・
ともあれ、とりあえずこの"U-Force"、NESつまり海外ファミコン用のデバイスであるために接続端子が独特。
ご存知の方もいらっしゃるかと思われますが、これは"Newファミコン"のコントローラ端子と同一の形状、なれど国内のファミコンの拡張端子とは異なるんですな。ところが烏丸宅にはNESはおろかNewファミコンも無いとゆー・・・
で、どうするかと言いますと毎度の手。
ってなワケでUSB変換。
PC上のコントロールパネルでは・・・
コンパネ上からは随分多めにボタンを認識しておりますが、前述のディップスイッチをいかように弄ろうにもA・B・SELECT・STARTの4ボタン+方向キー×1。
接続ついでに早速、U-Forceのセンサー部に無作為に手をかざして見ると・・・
ヴァー。
これは
さて次回は、U-Forceを実際に使用して何点かゲームをプレイ。
さァて"U-Force"、吉と出るか凶と出るか・・・?
→中編の1