【レビュー】A-1 PS-8
2008年 01月 20日
なんのかんの言って20本ばかり購入しちゃってまー、あれよあれよという間に収納スペースを逼迫。しかしまーあれね、昔の(つっても10年も前じゃないんですが)ゲーム、というかDualShock登場前後のころのゲームってことごとく「アナログスティックは使用しません」とか書いてあって面白い。

ちなみに上記マニュアルのゲーム名を当てられたヒトはスゴイ。不思議。
ともあれ、最近のゲームですとたとえばアクションゲームであればアナログスティックで移動、方向キーでは視点変更だとかそんな具合ですけども、黎明期はそんなだったんだなーなんてしみじみ。思うわけであります。
じゃあ、ってんで当時のゲームをプレイする場合、そもそも使わないのであればアナログスティックを実装しないコントローラってのも選択肢としてあり。(ま、ワザワザ差し替えるのも面倒な話・・・でもありますけども)
ってなワケで本日はこんな地味~、なコントローラをヒトツ。

ネット上を探し回っても皆目、その正体が分からない"A-1"なるブランド(?)のプレステ用コントローラ、"PS-8"であります。
うーん、地味。いや地味っつーか見所は十字キーが使いやすそーねーってなトコロくらい?

ご覧の通り。
で、まぁ全押し可能な十字キーなんてついぞお目にかかったことが無いのですで安心の全押し非対応。少々直径があるくらいで使い心地は非常にフツー。つってもあんまり見ない製品なので壊れたらそこで終了な気もしますけども。

とりたてて書くことも無いお馴染みの面々。
敢えて純正品と異なるところをあげるとすれば、若干ストロークが深い点と、天面に施された各記号が"エンボス処理 → 塗装"なのに対してこちらはたんなるプリント。ってところかしら。
あと、なーんかシンプルだなと思ったら方向キーの周囲には純正と同じく十字型に同じくエンボスが施されているのに、ボタンの周囲にはエンボス無し。デザインするのを忘れちゃったの?

純正よりもちょっとストロークが深めなLR。
ついでに言うと純正よりも安っぽいタッチ・・・って今みたら純正品は"MADE IN MALAYSIA"で、この製品は"MADE IN CHINA"なのな。いや中国が悪いとかなじゃくて、純正品はソニー肝いりの製品管理がなされているからこそのクォリティであって・・・今後"中国製"という言葉に"日本製"と同じくらいの矜持が持てるよーになれば、「ああ、中国製だもんね」なんて、たかだかタッチ一つに諦めにも似た感想を持たなくても済むのカモしれませんが。

話がそれましたが引き続き。

? どっかで見たこと有るな・・・って思ったら。これだ。

方向キー以外は全体的な形状もこれにクリソツ。
なるほどGRAVISのOEM元・・・いやひょっとしたらコピー品? ともあれなんらかの関連があるのかも知れぬ、と想像。

サードパーティ、つっても非公式かもしれませんが、とにかくサード製コントローラの定番といえば連射。ご多分に漏れずこの製品にも実装はされているんですが・・・ん? なんかこれも見覚えが・・・ああ、これか。
レイアウトこそ違えどLEDで連射のステータスを確認できる仕組みは同じ。でもありふれた実装方法なので関連性といった点では決め手にならない感じ。
さて聡明な読者ちゃん諸兄は既にお気づきかもしれませんが。

そーなの。スイッチが見当たらないんですな。
じゃあドコ? と言いますと・・・

なーんでか背面に"TURBO"ボタン。
これを押しながら連射設定対象のボタンを押す、と。 しかしなんでまたココに? 咄嗟に押せることが売りなのかしらん?
連射設定ボタンの位置こそ不可解なれど、冒頭にも書きましたが"不要な"アナログが無いって点、加えて十時キーの操作感が実に十字キーらしく及第点。
されど出自が不明、同じものを入手するのに若干不安を感じるので壊れた時に心配、なんてーマイナス点も否めませんけれども、ゲームによってコントローラを使い分ける好事家(いやお前がゆーなって話ですが)には、見つけたらおヒトツ。(蛇足ですがUSB変換機とは相性があるよーです)
デザイン ★★★☆☆ 連射設定ボタンの位置が妙。でも他はフツー
操作性 ★★★★☆ 十字キーマンセーな人にはいいカモ
備考 購入価格は確か140円とかそんなでした
参考URL ググっても見つからないんですよねぃ
2008年の一発目が非常に地味で面目ございません。
来月から本気出す。(←言うだけ)